気になるグッズを衝動買い


【バックナンバーインデックス】


第2回:格安DVDプレーヤーってどうよ?
裏ワザ満載「日本サムスン DVD-618J」


 AV製品はピンからキリまでいろいろありますが、いわゆるメインストリーム以外にはいろんなおもしろいアイテムがたくさんあります。ここでは思わず衝動買いしたくなるけど、冷静に考えるとどうかな~? と、気になる「モノ」に積極的なアタックを繰り広げていきます。

最近DVDプレーヤー安いよね

 告白します。自分はDVD再生環境持ってません。PS2があったけど、家賃が払えず売っちまったのさ! ……まあ、それはそれとして、最近余裕も出てきたのでAV Watch的にDVDプレーヤーも持ってないのはまずかろうと思い、買い物に出撃した。

 家電量販店に到着し、物色開始。そこに現れたのが日本サムスンの「DVD-618J」値札を見ると17,800円。おお、コレは安い。というか、この店で一番安い。貧乏が染みついた身としてはブランドより価格が命。ま~、コレくらいなら万一どうしようもなくてもあきらめがつくだろうと思い、無事ゲットとあいなった。

日本語、大丈夫なのかね?

 さて、サムスンは韓国メーカーであるが、「DVD-618J」はバッチリ日本仕様の製品だ。パッケージはアルファベット、漢字オンリーでなんとなく外国製品を連想させるが、マニュアルはちゃんとした日本語で、外国製品にありがちなヘンな日本語は見られない。日本メーカーの他製品と何ら変わりなく、よくできている。日本法人を持ってるだけあって、このあたりの作りは完璧。リモコンも日本語表記になっていて、フォントのデザインも普通のゴシック体。おお、なかなかイイじゃん。

 TVに表示されるメニューもやはり日本語が選択可能。マニュアルには日本サムスン(日本法人)の「お客様ご相談ダイヤル」のフリーダイヤルも載っており、アフターサービスも含め日本市場に関しての対応は万全といっていいだろう。

パッケージの日本語表記はちょっと中国製品っぽいかも マニュアルは完璧な日本語

リモコンの日本語もゴシックで見やすい セットアップメニューの日本語も普通。デザインも普通


メニュー選択といった操作感は、……普通

 DVDを視聴するときに気になるのは操作感。セットアップメニューのデザインは好みの問題であるが、操作感は普通。リモコンのカーソルの上下で大きな項目、左右で項目ごとの設定を選択し、カーソル中心のボタンで決定、という形だ。再生中に表示のメニューもセットアップと同様。いたって普通。ただ、タイムラグがあるのが気になる。まあ、これはほとんどのDVDプレーヤーに共通するので仕方ない面もあるのだが。

 リモコンの使用感はなかなかデキル、といった印象。まず、ホールド感がいい。背面中央部にくぼみがあって、そこに指をかけられるので持ちやすいのだ。人差し指をここに置くとカーソル中心のキーが押しやすい。上部のテンキー周辺は多少押しにくいのだが、通常の視聴ではさほど使うことはないので気にはならない。再生、スキップといった操作キーは中央部にあり、特に押しやすい。ただ、リモコン本体自体が小さいのが難点。やはりボタンが小さく、慣れるまでに多少の時間は必要だった。とはいえ慣れてしまえば操作は快適である。

リモコン前面。小さいが、持ちやすく操作性は高い リモコン背面。くぼみに指を置くとホールドしやすい


画質、音質は、……やっぱり普通

 で、もう一点の気になる点はやはり画質、音質。本体の接続端子は映像がコンポーネント、S、コンポジット端子、音声が光/同軸デジタル、アナログステレオ、ヘッドフォン端子とDVDプレーヤーの基本は押さえてあり、端子に関しては問題無い。

 視聴に使用したのはソニーのノーマルTV「KV-14AF1」と三菱のD端子付きTV「28W-HR1」。「KV-14AF1」ではS端子接続、「28W-HR1」ではコンポジット/S端子で接続。視聴したソフトは映画「ガダカ」とアニメ「レイン」。

 まずは「KV-14AF1」のS端子接続。このTVは14インチで、プログレッシブなどの画質改善機能のないTV。全体の印象としては画質に問題は見受けられない。非常にシャープといっていい印象。通常の視聴位置であれば問題はないが、シャープすぎるのか、画面の近くに寄ると人物などのエッジにジャギーが見える。特にアニメは際だっている。とはいえこれはMPEG-2映像の仕様なので、TV側で改善した方がいいだろう。

 「28W-HR1」はプログレッシブ機能を搭載しているため、ジャギーはかなり改善され、コンポジット/S接続ともにナチュラルな映像、といった印象。双方ともに画質で特に目立った欠点はなく、やはり至って普通。

 音声はデジタル出力ではアンプ側の性能によるためアナログのみ試したが、特に音割れなどはなく、普通に鳴ってくれる。ただ、ヘッドフォンで視聴すると、オーディオジャック、ヘッドフォン端子の両出力どちらでもノイズがあり、静かなシーンでは気になった。でも、価格を考えれば……安いから納得。ま、こんなもんでしょう。


リージョンフリー化、MP3再生できました

 このプレーヤーはCD-Rも再生できるのがウリ。「AVフォーマットのみ」、とマニュアルにあるが、「MP3もOKだろ~」と挿入してみると。あら、不思議。あっさりできました。ちなみCD-R作成環境はOSがWindows Me、ソフトは「B's Recorder GOLD1.82」、ドライブはTEACの「CD-W512EB」を使用。

 本体パネルでも「MP3」とバッチリ表示され、音質も(アナログ環境のノイズを除いて)かなりいい感じ。問題はメニューでトラックがアルファベット順に並びかえられてしまうのと、8文字のみしか表示されない、といったところであろうか。ついで、たまに音飛びが発生してしまう。正式対応でない理由はこのあたりにあるかと思う。

 ついでDVDプレーヤーの裏技といえばリージョンフリー化。いろいろ調べてみると、「DVD-618J」でもできるらしく、リモコンでとある操作をしてみる。すると、こちらもあっさりリージョンフリーになってしまった。再生を確認できたソフトはアメリカ版「もののけ姫」とアメリカ版「ファンタジア」。電源を落としてもリージョン環境は保存されるので、普通にリージョンフリープレーヤーとして使っていける。

MP3再生中の本体パネル。「MP3」の文字が確認できる MP3モードの画面表示。検索性ははっきりいって低い


コストパフォーマンスいいんじゃない?

 この「DVD-618J」はDVDプレイヤーとして多少の不満はあるものの、至って普通の性能を持ち、非正式対応ながらMP3再生とリージョンフリー化可能。プレーヤーにつないだオーディオ機器を使って手軽にMP3を再生できるし、海外の安いDVDソフトも視聴できる。おお、なんと便利なことか。もともと格安の上に、便利な機能も隠されているなかなかに味わい深いスルメのようなプレーヤー。コストパフォーマンスかなり高いと思いますよ。いや、なかなかよい買い物をしたかと。

□日本サムスンのホームページ
http://www.samsung.co.jp/
□製品情報
http://www.samsung.co.jp/PRODUCT/AV/dvd618.html

■■ 注意 ■■

  • 改造を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなる場合があります。
  • この記事の情報は編集部が購入した個体のものであり、すべての製品に共通するものではありません。
  • この記事を読んで行なった行為(リージョンフリー化など)によって、生じた損害はAV Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
  • AV Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

(2001年2月20日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

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