機能・画質でチェックする |
【プログレプレーヤーに注目】 | 【編集スタッフの評価】 | 【各機種の詳細】 |
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■ 編集スタッフによるチェック
KV-36DZ950 |
特に、フィルム素材とビデオ素材それぞれのプログレッシブ変換処理に注目。「ダイナソー」(フィルム)と「クリスティーナ・リッチのピンクモーテル」(ビデオ)については、画面の一部を各機種ごとに撮影し、下記のページに掲載している。
総合的な画質については、各機種とも主にノーマル設定で視聴したものを基準とした。加えて、特にSN比の悪いソースを使い、ノイズリダクションの効きを確かめている。
●視聴したDVD-Video
- フィルム素材
- ビデオ素材
- クリスティーナ・リッチのピンクモーテル (メディアファクトリー)
- セブンズフェイス (メディアファクトリー)
- NAF ATSUGI 在日米海軍厚木航空施設 (バンダイビジュアル)
- スーパーミルクちゃん (パイオニアLDC)
機種名 | フィルム素材 | ビデオ素材 | 総合画質 | メニューの分かり易さ | リモコンの操作性 | 本体デザイン | コストパフォーマンス | ||||||||||||||
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DVD-RP91 |
◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
DVD-S1200 |
○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ | △ | △ | △ | △ | ○ | △ | ○ | △ | △ | △ |
DVP-NS500P |
◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
XV-P300 |
◎ | ◎ | ◎ | △ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ビクター XV-P300 画質を比較すると「RP91」、「S1200」の方がシャープで、発色も良好。しかし、「比較すれば」の話で、一言で画質が劣るとは言いがたい。ビデオソースのプログレッシブ表示や、2-3プルダウン収録ソースの表現力も高いと感じた。十分視聴に耐えうる画質。時間を置いて見比べたら気づかないような違いだと思う。 ノイズリダクション機能がないため、モスキートノイズの目立つ「スーパーミルクちゃん」の画質はあまり改善されなかった。リダクション機能のある「DVD-RP91」、「DVD-S1200」では効果テキメン。モスキートノイズは大幅に低減し、同じディスクとは思えないほどの画質。ただ、もともとフォーカスが眠たく、ノイズが低減してもシャープさはイマイチ。「状態の悪いソースはあきらめる」と割り切れば、リダクション機能は必要ないだろう。 4機種中で一番だと感じたのはインターフェイス。GUIは大きめで、再生中の画面に大きく影響するが、機能をはっきり確認できるのでストレスを感じない。自分はそれほど頻繁に調節しないので、「わかりやすいインターフェイス」はありがたい。 直線を基調としたデザインで、本体カラーもグレーと好み。高さも73mmと薄型。外観で決めるなら4機種中ではこれしか考えられない。価格も、ストリートプライスで4万円程度と、4機種中でもっとも低価格。それでいて高機能、高画質と文句のないプレーヤー。高画質でDVD-Audioにも対応する「DVD-RP91」も検討したい製品だが、「XV-P300」と比較して飛躍的に高画質、というわけでもない。どちらを選ぶかと言われれば、デザイン、価格、そして画質から「XV-P300」を選びたい。ID3タグ対応のMP3再生機能も魅力的。(fujiwa-y@impress.co.jp)
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松下電器産業 DVD-RP91 ベストチョイスは、今回取り上げた中では一番古い3月発売の「松下 DVD-RP91」。発売から時間がたっていることもあり、実売が6万円を切るようになり、買い頃になっていることも見逃せない。それでいながら、DVD-AudioにもDVD-RAMの再生にも対応しているので、コストパフォーマンスは高い。 プログレッシブ出力の画質も良好。24p収録のソースも、ビデオソースも申し分なく、価格以上の実力を持っている。特に秀逸なのがノイズリダクション機能。TVシリーズのアニメDVDなどでは、モスキートノイズやブロックノイズが目立つことがある。そういったノイズのかなりの部分を抑えこみながら、ソフトフォーカスがかかったようにならない。ノイズの多いソースを多く持っている人は、この機能だけでも購入する価値があるだろう。 ヤマハの「DVD-S1200」はDVD-RP91の姉妹機。フロントデザインや、リモコンが異なるが機能は同じ。しかし、実売価格がRP91より高いので、AV機器をヤマハで揃えたい人以外にはあまいお勧めできない。なお、今回の4機種の中で、DVD-S1200のみリモコンの表記が英語だった。この点は、好みが分かれるところだろう。 ビクターの「XV-P300」は、4万円切る実売価格がなんといっても魅力だ。機能や画質も必要にして十分。また、リモコンも操作がしやすい。特に気に入ったのが設定方法。16:9や4:3といったTVサイズの変更など停止動作が必要な設定変更は煩わしいもの。XV-P300では、設定ボタンを押すと自動的に再生が停止し、設定画面が表示される。設定を終了すると、自動的にレジューム再生される。まったく違和感なく、設定変更が行なえる。 ソニーの「DVP-NS300P」は、画質や機能などは標準的。しかし、飛びぬけた機能がなく、実売価格も4万円台半ばとXV-P300より少し高い。購入して後悔するような機種ではないが、背中を押してくれる要素が少ないのも確かだ。(furukawa@impress.co.jp) |
(2001年6月29日)
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