■ 1番人気はシリコンオーディオプレーヤー
外出時に使用しているポータブルオーディオ機器は、シリコンオーディオプレーヤーが最も多く36%を占めた。スペックや価格だけでなく、様々なデザインのプレーヤーが登場し、ラインナップの幅が広がったことで、AV Watch読者の間では普及しているようだ。
2番目に多いのは、MDの31%。熟成段階に入ったデバイスだが、根強い人気を伺わせる。3位は28%のCDプレーヤー。シリコンオーディオプレーヤーなどと比べると、サイズは大きいものの、MP3ファイルを収録したCD-R/RWが聴ける機種も増えており、「沢山の曲を持ち歩けるのが魅力」という意見が多い。
少数派では、「DAT」と答えた人が20人、「LPプレーヤー」と答えた人も3人いた。また、「その他」と答えた人の中では、携帯電話で音楽を楽しんでいるという人も多かった。
なお、ポータブルオーディオの元祖とも言うべき「携帯ラジオ」の利用者もまだまだ多く、9%の81人にのぼる。常に新鮮な内容が聴けるという、ラジオならではの魅力があるほか、地上デジタルラジオなどの放送も控えており、今後が楽しみな分野の1つだ。
■ 小さいければ良いというものではない?
連続再生時間は、「5時間以上~10時間未満」、「10時間以上~15時間未満」がどちらも28%となり、最低でも5時間~15時間聞ければ良いと考えている人が全体の半分を占めた。最近では百時間を超える連続再生を実現する機種も出てきてはいるが、それほど長時間再生を重要視していないことがわかる。また、30時間までと答えた人の13%に対し、40時間まで必要と答えた人は、4%と半減している。1日24時間再生できるかどうかが、境界線になっているようだ。
本体サイズは意外にも、「小さければ小さいほど良い」という34%より、「タバコの箱程度」と答えた人が多く、37%となった。寄せられたご意見を見る限り、あまりに小さいと紛失しやすかったり、操作性に問題が出たりといった不満があるようだ。中には小さいあまりに、洋服のポケットに入れたまま、気付かずに洗濯して壊してしまったという体験談もあった。
イヤフォン/ヘッドフォンの種類では、インナーイヤー型のヘッドフォンがもっとも多く、52%と半数以上を占めた。インナーイヤー型は、製品に同梱されている場合が多いので、当然の結果と言えるだろう。
29%で2位になった耳栓型は、「インナーイヤー型の音質に不満があったので購入した」という意見が多い。3位の耳掛け式ヘッドフォンを使っている人は、24%と多いが、「音漏れが気になる」、「サイズが大きく、かさばる」などの否定的な意見が多く、結局や耳栓型などに買い換えた人も多いようだ。
しかし、耳栓型は外部の音が聞こえにくいため、「事故に遭いそうになった」という体験談も寄せられている。
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