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- 第11回目の羅針盤は「AV機器の購入方法について」

今回は848人の方から投票を頂きました。ご協力ありがとうございました。※なお、複数回答の設問があるため、回答結果を合わせると100%・総投票人数を超える場合があります

問1:どこでAV機器を購入しますか?  (複数回答設問)

 人数比率
家電量販店762人 89%
インターネットの通販サイト449人 52%
ディスカウントショップ、ホームセンターなど142人 16%
ネットオークション112人 13%
中古AV機器専門ショップ109人 12%
メーカーの直販サイト91人 10%
街の電気屋さん70人 8%
質屋・リサイクルショップ22人 2%
テレビや雑誌などの通販7人 1%
その他40人 4%


問2:家電販売店のポイントカードを何枚持っていますか?

 人数比率
1~3枚573人 67%
4~6枚251人 29%
7~10枚10人 1%
10枚以上1人 1%
持っていない13人 1%


問3:購入の際に参考にする情報源は何ですか? (複数回答設問)

 人数比率
AV関連の専門誌、ニュースサイトなど353人 41%
インターネットのAV関連掲示板の書き込みなど329人 38%
実際に店頭で触れたり、試聴した経験102人 12%
CMやカタログの内容44人 5%
店員の意見8人 1%
友人・知人の意見6人 1%
その他6人 1%


問4:店員と価格の交渉をしますか?

 人数比率
表示されている価格で買う221人 26%
表示されている価格が高いと思ったら交渉する415人 48%
必ず交渉する212人 25%


問5:購入店舗を選ぶ条件は何ですか? (複数回答設問)

 人数比率
価格の安さ735人 86%
品揃え455人 53%
店員の応対・サービス389人 45%
試聴機の有無や試聴のしやすさ189人 22%
店員の知識187人 22%
店舗の広さや場所133人 15%
駐車場の有無、広さ99人 11%
その他50人 5%


■ 9割が家電量販店を利用、ネット通販利用者も5割を超える

 今回のアンケートでは、AV機器の購入方法・場所などを聞いた。購入場所で最も多かったのは「家電量販店」で、89%(762人)が利用している。利用する理由については「価格の安さ」、「品揃え」、「ポイント還元システム」という意見が多い。

 その中でもポイント還元システムの利用者は多く、ポイントカードは67%(573人)が「1~3枚持っている」と答え、「4~6枚」と答えた人は29%(251人)、7枚以上持っているという人も11人いた。今回の回答者の99%がショップのポイントカードを持っていた。

 なお、ポイントカードの利用方法については「購入時のポイントを分散させないために、多少高くても決まった量販店で買う」、「ポイント還元率の高い商品でポイントを貯め、還元率の少ない商品をポイントで購入する」といったテクニックも寄せられた。

 購入場所で「量販店」に次いで多いのは「インターネットの通販サイト」の52%(449人)。寄せられた意見では、「量販店よりも安いことがある」、「買い物に行く暇がないので」、「近くにお店がないから」などの理由が多い。また、ネット関係では「中古AV機器専門ショップ」を利用すると答えた人(12%)が、「ネットオークション」の利用者(13%)を下回っている。

 なお、各購入場所の使い分けに関しては「10万円以下のものは量販店や通販で買うが、アフターサポートの信頼性などから、20万、30万円といった高額の買い物は専門店を利用する」、「量販店で実際に商品を触って確認し、ネットの安い通販サイトで購入する」などの意見が多かった。

■ 店員の応対・サービスが重要

 購入の際に参考にする情報源は「AV関連の専門誌、ニュースサイトなど」がトップで41%(353人)だが、「インターネットのAV関連掲示板の書き込みなど」も38%(329人)と多い。「雑誌や店員の話よりも、実際に触ったり購入したユーザーの声をネットで検索して参考にする」という声も多く、AV機器購入時に「ネットの評判」が与える影響力が高まっている。

 問4の「購入店舗を選ぶ条件」では、86%の人が「価格の安さ」を挙げ、次いで「品揃え」が53%。以降は「店員の応対・サービス」が45%、「店員の知識」と「試聴機の有無や試聴のしやすさ」が同率の22%となり、店員に関する項目が続いている。特に「応対とサービス」を挙げた人は389人と多く、「気持ちよく買い物ができる」、「買った後にこまめなサービスを受けられる」といった要素が支持される店の条件のようだ。

 なお、「店員と価格の交渉をするか?」という質問に関しては「表示されている価格が高いと思ったら交渉する」人が最も多い48%(415人)。「表示されている価格で買う」人が26%、「必ず交渉する」という人が25%でほぼ同率という興味深い結果となった。

 通販より量販店の方が安いこともあり、どちらを選ぶか難しい。送料、支払の手数料、安心を考えると、商品価格の差が5,000円なら直接量販店で買う。1万円以上差があるとネットで購入。また、店舗に在庫がなく、注文になる場合はネットで購入する。

 購入の際には掲示板で質問したり、書き込みを参考にしています。店舗で実際に機器に触れることができても、店内が騒がしかったりで、細かいチェックはできませんから。

 以前、在庫限りになっていた日立のD-VHSデッキ「DT-DR20000」を探した時は、価格.comの掲示板に書かれた「地方の店舗に展示品有り」情報が役に立った。近くの店舗から普通に展示品/在庫の問合せしたら「無い」って言われたけど、具体的な店舗名まで言ったら取り寄せて購入することができた。その時のDT-DR20000は、今でも現役で動いてます。

 東京と違い、地方はAV機器を販売している店舗が少なく、あってもパッケージを見るだけで、視聴まではできない場合が多いです。そのため、メーカー公表のスペック、AV Watchの様な評価記事、価格.comのユーザ評価など、インターネットの情報はとても貴重で参考にしています。

 最近、家電量販店の店員の知識の無さを情けなく思う。AV機器を担当しているにも関らず、偏ったメーカーの知識しか無い場合が多い(販促員は別)。せめて機器の得手不得手ぐらいは覚えていて欲しい。

 何か欲しいと思うものがあっても店頭に置いてないことがほとんど。仮にあったとしても試聴ができないことが多いので困ります。量販店は初心者向けのセットがメインだし、オーディオ専門ショップは価格が1桁違う高級品ばかり。あ~、秋葉原が近くにあれば。

 最近は展示機が売れ筋の商品ばかりで、どのお店に行っても同じ製品しか無い印象があります。また、広島のような地方都市には専門的なショップがないので、売れ筋から外れる高級機などはカタログやネットの情報だけに頼る傾向があります。

 あと、中古品はネットオークションを利用するようになって、とても商品に幅が出たと思う。今まで手に入らなかったミニコンポのグライコとか、コアな製品を手にする事ができて恩恵をとても感じています。

 正直、中古オーディオショップは状態が良くないのに、結構高く売っているイメージがあります。あるショップで買ったグライコは、「状態良し」と言いながら、スライドボリュームにガリが出たりして、これで1万円は無いんじゃない? と思う事もありました。

 昔からたまに買っている馴染みの街の電気屋さん。安いわけではないし、サービスが良いわけでもないのだけど、「1軒ぐらいは名前を覚えてくれている店があってもいい」という理由で買っています。

 AV雑誌は評論家が日本語とは思えないような変な表現で書いてあるのでまったく購入基準にはしていません。量販店では「ベストバイ受賞」などのシールが沢山貼ってありますが、何を基準に選ればれたのかを書いて欲しいです。

 今所有しているほとんどのAV機器はインターネット通販で買っています。基本的には価格が安いからです。欲しい商品が量販店にあっても、価格が大差無い場合は、いつものサイトで買うことも多いです。

 ネットで購入する場合は、最安値の店というよりも、安値を付けた店の中から、以前購入したことがあり、対応の良かった店で買う場合が多いです。今までリアプロジェクションTV、プロジェクタ、スクリーン、AVアンプ、スピーカーなどを通販で購入。HDDレコーダ、CSチューナ、学習リモコンなどを量販店で購入。どうやら大きいものを通販で買ってるみたいです。

 「店舗独自の保証サービスの内容」を比較的重視しています。その意味で、日頃から店員さんと顔を合わせることの多い「街の電気屋さん」では、契約としての保証サービスはないものの、事実上の保証があるので、価格が量販店などよりも高くともよく利用しています。

 郊外大型家電量販店のチラシで、欲しかった製品が大特価!! しかも数量無制限というので夕方くらいにそのお店に行ったら、無制限にあるはずの商品が売り切れ!? 店員に「無制限じゃないの?」と聞いたところ、「無制限に準備していたが売り切れました」と訳のわかんない言い訳をされた。それ以来、大型家電量販店のチラシは信用してません。

 カタログを見てるだけの時に、一々店員さんが声を掛けてくるので焦る。逆に買うつもりの時に中々通りかからなかったり……。客の様子をもう少し観察して欲しい。

 老舗の家電量販店で特に顕著なのだが、客を客と思っていないような対応をする店がある。普通の態度で値引き交渉をしようとしているだけなのに、頭から「お前みたいなのは客じゃない。よそに行ってくれ」という対応をされたことが多々ある。多々あるのに何故懲りずにその店に行くのかというと、商品が良いから。

 家電には「B級品伝説」というものがあるが、その店は「老舗ゆえにA級品しか扱わない」という信頼だけはあった。また、型落ち品などはかなり安くなることもある。しかし、「量販店Aの方が安いよ」と言ったら、「あそこはバッタ屋だから、あそこの商品は皆B級品だ!」と言い切るような、傲慢な態度の店員に散々あきれさせられたものである。

 量販店より安いことが多いので、オンラインショッピングの回数も増えました。以前は「安いのだから店員さんの応対が多少悪くても仕方ない」と諦めていましたが、やはり気持ちよく買い物できるにこしたことはありません。ですので、近頃はオンライン/オフラインに関わらず、店員さんの対応の良し悪しで判断しています。

 どんなにデジタル化されても、買うのも使うのもアナログな人間なわけですから、アナログな繋がりをもっと大事にしなくてはと思う今日この頃です(自分も含め)。

(2004年1月29日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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