■ 半数以上が「いずれ購入したい」

　今回は、製品数が増加し、本格的な普及も期待される「ポータブルビデオプレーヤー」についてアンケートを行なった。まず、ポータブルビデオプレーヤーを既に所有していると答えた人は、動画再生機能を備えた携帯電話やPDAも含まれていると思われるが、全体の29%にあたる130人にのぼった。

　また、「現在は持っていないが、いずれ購入したい」と考えている人も半数を超える51%(230人)にのぼる。頂いたご意見の中には「現在出回っている商品の性能・価格などに満足できない。それらが改善されればぜひ購入したい」という意見が多く、潜在的な需要の高さを伺わせる。なお、改善して欲しい機能としては、「対応するコーデックの増加」、「記録容量の増加」、「液晶の高画質化」、「連続視聴時間の増加」などが目立った。

　価格面では、問5の「どの程度の価格が妥当だと思われるか?」を見ると、「2万円以上～3万円未満」が最も多い34%(125人)。次いで「3万円以上～4万円未満」が25%(93人)、「4万円以上～5万円以上」が16%(61人)となり、「2万～4万円程度が妥当」と考えている人が半数以上を占めている。現在販売されている製品の価格帯とほぼ重なる結果から、「あとは性能だけ」と考えている人が多いようだ。

■ HDDオーディオプレーヤーで動画が見たい!

　「所有している、もしくは欲しいプレーヤーのタイプ」で最も多かったのはHDDプレーヤーで、61%(220人)。2位のポータブルDVDプレーヤーに倍以上の差をつける結果となった。「保存できるデータ容量が大きく、小型化ができるから」、「現在ポータブルHDDオーディオプレーヤーを持っているので、これに動画再生機能を付けて欲しい」、「音楽と動画再生機能を統一化したい」という意見が多い。利用シーンとしては、「普段は音楽を聞いているが、長時間の暇な時間が出来た時に映像を見る」という利用方法を想像している人が多かった。

　また、「どこで見ていますか?/見たいですか?」という質問では、「電車」が最も多い68%(246人)となった。しかし、「電車の中と回答したけれど、周囲の目が気になるだろう」、「人が多い環境でも自分だけが楽しめる機能が欲しい」、「どんなに機能が強化されても、動画を観ているという行為が一般化され、恥ずかしさがなくならないと……」など、「他人の目が気になる」という意見も多く寄せられた。

　「見たい映像のジャンル」は、映画が66%(241人)でトップ。次いでアニメ49%(178人)、音楽が36%(131人)と続く。しかし、「移動中に映画が見たい」見よりも、「せめて映画くらいは、家で大画面でゆっくり見たい」という意見が多かったのが興味深い。

　過去にはドコモの「eggy」でMPEG-4を見たりしていましたが、バッテリが1時間も持たないので実用には程遠かった。だけど、動画を見るためだけにVAIOのtypeUは購入できないし…。