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アイ・オー、新TVキャプチャで地デジ録画番組を編集可能に
-Wチューナ搭載など4製品。BD/DVD出力時にカット編集


12月中旬より順次発売

標準価格:3,255円~22,050円


 株式会社アイ・オー・データ機器は、PC用地デジチューナの新製品として、録画/視聴ソフトを強化した4製品を12月中旬より順次発売する。USB接続の外付け型を2モデルと、PCI Express/PCI接続の内蔵型を各1モデル、リモコン1モデルの計5製品をラインナップし、価格は下表の通り。対応OSはいずれもWindows XP/Vista(32bit版)。

製品 仕様 型番 発売時期 価格
地デジチューナ USB 2.0外付け型
ダブルチューナ
GV-MVP/HZ2W 12月下旬 22,050円
USB 2.0外付け型
シングルチューナ
GV-MVP/HZ2 12月中旬 16,485円
PCI Express内蔵型
シングルチューナ
GV-MVP/HX2 16,485円
PCI内蔵型
シングルチューナ
GV-MVP/HS2 16,485円
リモコン GV-RCKIT3 3,255円

 USB接続型において新たにダブルチューナモデルを用意したほか、視聴/録画ソフト「mAgicTV Digital」を強化し、BD/DVD書き出し時の編集機能を追加したことなどが大きな特徴。ハードウェア面では、ダブルチューナの「GV-MVP/HZ2W」以外の3モデルは、既発売モデルの「GV-MVP/HZ」(USB)、「GV-MVP/HX」(PCI Express)、「GV-MVP/HS」(PCI)とそれぞれほぼ共通。USBモデルはいずれもバスパワーで駆動する。


ダブルチューナ搭載の「GV-MVP/HZ2W」 シングルチューナの「GV-MVP/HZ2」 上段が「GV-MVP/HX2」、下段がHX「GV-MVP/HS2」

リモコン「GV-RCKIT3」

 内蔵/外付けモデル合わせて最大8chまでの同時録画に対応。なお、外付けのみの場合は4チューナまでの利用を推奨している。上記の従来モデルと混在させることも可能。

 USB接続モデルの外形寸法と重量は共通で、約98×92×25mm(幅×奥行き×高さ)、約110g。

 リモコンの「GV-RCKIT3」は、デジタル放送対応キャプチャカード向けに青/赤/緑/黄のカラーボタンを採用したほか、双方向、字幕、音声切り替え、EPGの日付選択用ボタンを搭載した。また、本体カラーを黒ベースに変更している。なお、従来のアナログキャプチャカードの操作も行なえる。



■ BD/DVD書き出し時に編集可能。「Netbookモード」も

ダビング時にカット編集が可能になった

 新機能として、録画した番組からBD/DVDへ書き出す際に、任意のシーンのみ切り出して記録することが可能になった。今回の新モデルを購入し、12月下旬に公開されるサポートソフトをダウンロードすることで利用できる。

 録画番組リストから「編集してダビング」を選ぶと、Corel製の専用ツール「Direct DiscRecorder」が起動し、タイムライン上で起点/終点を指定して任意のシーンのみBD/DVDに書き出せる。ダビング10にも対応し、1回書き出すごとにダビング可能なカウント数が減る。

 なお、カットされた部分はHDD内の元データにおいては削除されず、元のサイズを維持。HDD内に編集データを出力することはできない。BD書き出しの場合はMPEG-2 TSで、DVDの場合はMPEG-2のXP/LP/SPの3種類の画質モードから選んで出力できる。


BD書き出しはMPEG-2 TSで出力 DVD書き出しの場合(XP画質) Corel Direct DiscRecorderが立ち上がる

イン/アウト点を指定し、任意の部分のみ書き出すことができる CM部分を選んでから選択部分を反転させ、本編部分を残すという操作も可能

 また、インテルのAtomを搭載するネットブックなどの低スペックPCでも、視聴に必要な機能だけに限定して負荷の軽減を図る「Netbookモード」を搭載。EPGの取得や予約録画の追従機能、録画の自動終了、データ放送/字幕表示の各機能を制限することで、コマ落ち防止を図っている。なお、ダブルチューナモデルは、事実上ネットブックで利用できないとしている。


「Netbookモード」を採用 デモ機のCPU使用率は高かったが、コマ落ちなく視聴できた



■ 遠隔録画予約、追っかけ再生も

録画データにチャプタを付加、選んだシーンを飛ばして再生できる

 そのほかの新機能として、インターネット遠隔録画予約機能の「どこでもmAgicTVデジタル」に対応。アナログチューナモデルと同様に、外出先から「テレビ王国」などiEPGサイト経由で録画予約、変更/削除が行なえるようになった。録画を行なうPCを「スタンバイ」などの省電力モードにしておくことで利用できる。また、録画番組の追っかけ再生についても同社デジタルチューナ製品で初めて対応した。

 録画番組にチャプタを付加することも可能になり、任意の区間を再生する/しないという指定ができるようになった。ただし、このチャプタはBD/DVD書き出し時の編集に引き継ぐことはできず、再生時のみ利用できる。

 さらに、要望が多かったという、ウィンドウでのシンプル表示にも対応。操作ボタンなどを表示せずに、テレビ画面のみでウィンドウ表示ができるようになり、表示サイズも変更できる。

 なお、旧製品のユーザーが新製品を追加する場合は、編集機能など新ソフトの機能が旧製品でもそのまま利用できる。ソフトウェアのみのアップデートについては検討中としている。


テレビ画面のみを表示するモードも用意。画面隅で小さく表示(中央写真)することも可能。右は通常の表示画面

 従来モデルと同様に、自動おまかせ録画機能や、番組追従機能、HDD容量が不足している場合の自動削除機能も搭載。また、独自アルゴリズムを用いた動画再生エンジン「Super Live Coreationエンジン」を搭載。高画質化とCPU付加の軽減を図っている。

 そのほか、使用するパソコンが地デジに対応するか判断するための無償ソフト「地デジ相性チェッカー」のレイアウトを改良。従来より見やすさと使いやすさを向上させたとしている。


□アイ・オー・データのホームページ
http://www.iodata.jp/
□ニュースリリース
http://www.iodata.jp/news/2008/12/gv-mvp.htm
□製品情報(GV-MVP/HZ2シリーズ)
http://www.iodata.jp/product/tv/tidegi/gv-mvphz2/index.htm
□製品情報(GV-MVP/HS2)
http://www.iodata.jp/product/tv/tidegi/gv-mvphs2/index.htm
□製品情報(GV-MVP/HX2)
http://www.iodata.jp/product/tv/tidegi/gv-mvphx2/index.htm
□製品情報(GV-RCKIT3)
http://www.iodata.jp/product/tv/tidegi/gv-rckit3/index.htm
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( 2008年12月3日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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