【2013年11月】4K対応テレビについての集計結果

4K対応テレビ所有率は5.5%。メーカーはソニー、サイズは55型が人気

　4K対応テレビ(3,840×2,160ドット以上の解像度を持つテレビ)を所有しているか尋ねた質問では、「はい(所有している)」が5.5%、「いいえ(所有していない)」が94.5%となった。

　また、4K対応テレビを所有していると回答した人に、所有するテレビのメーカー名と画面サイズを尋ねた質問では、メーカーの1位は「ソニー」(50%)、2位「東芝」(26.3%)、3位は同率で「シャープ」、「LGエレクトロニクス」(各7.8%)となった。画面サイズは、1位「55型」(39.4%)、2位「65型」(28.9%)、3位「58型」(18.4%)となっている。なお、「その他」の1票は、「PCで高解像度表示するために米Amazonで購入した」というSeiki製の4Kテレビとのこと。

　4K対応テレビを購入した理由については、「画質が良いと思ったから」、「最高の画質を求めたら4Kテレビだった」など、画質を評価して購入に踏み切ったという意見が最も多かった。次いで、「使っているテレビが故障したので買い替え」、「大型テレビへの買い替えと4Kテレビ発売のタイミングが合致した」、「前のテレビが古くなり、最新型が欲しかったから」など、故障や買い替えのタイミングと重なったという理由が多かった。それ以外では、「サッカーW杯の視聴のため」、「購入予定のモデルがアップデートでHDMIが4K/60pに対応することが確定したため」、「今買えば、7年程度でちょうど8Kに乗り換えられると考えたので」などの理由が挙げられた。

購入意向は「いずれ」が7割弱。欲しいと思う価格は「20万円以下」が最多

　4K対応テレビを所有していないと回答した人を対象に、購入意向について尋ねた質問では、「いずれ購入したい」が67%、「年末や年明けには購入したい」が3%となった。一方、「購入したいとは思わない」と答えた人は30%だった。具体的な購入時期としては、「消費税が上がる前に購入したい」、「東京オリンピックまでには買い換えたい」という声があった。

　次に、どのようになれば4K対応テレビの購入を検討するか尋ねた質問では、最も多かったのは「価格が下がる」で30.8%、次いで「4K放送が開始される」(18.6%)と「パッケージメディアや動画配信など4K映像のコンテンツが普及する」(18.1%)がほぼ同率でランクイン。4位は「50型以下の画面サイズが発売される」(7.8%)だった。「その他」に寄せられた回答で多かったのは「数年で8Kが来るので8Kまで待つ」という意見で、約20件寄せられた。ほかにも、コンテンツ保護規格である「HDCP 2.2対応になったら」、「有機ELパネルの4Kテレビが出たら」、「消費電力が下がれば」などの意見があった。

　続いて、4K対応テレビを「欲しいと思う価格」について尋ねた質問では、1位は「20万円以下」(41%)、2位は「10万円以下」(23.3%)、3位は「30万円以下」(21.9%)となった。

　4K対応テレビや4K全般について寄せられた意見では、「早く4K対応のパッケージメディアを発売して欲しい」、「4K映像のコンテンツが少なく、4Kテレビを買うには時期尚早だと思う」、「4Kのテレビ放送が開始されたら購入を考える」など、現状のコンテンツ不足を指摘する意見が多かった。

　ほか、「この先に8Kがあることが分かっているので、4Kテレビの購入意欲が沸かない」、「8Kが本命だと思うので、4Kはスルーする」など、2020年に放送開始が計画されている8Kを気にする声も多かった。

　一方で、「店頭で4Kテレビの映像を見たがきれいだと思った。早く家庭で4Kが見れる環境になってほしい」と、4K映像を実際に見て、普及に期待をする意見も多かった。また、「4Kの解像度は高画質以外にも、画面分割してフルHDコンテンツを複数表示させるなどの使い道がある」と、画質以外の機能に期待するコメントもあった。

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