ソニー、カメラモジュールを製造する中国の子会社を、中国企業に99億円で売却

　中国にある、ソニーの完全子会社である索尼有限公司は7日、その完全子会社であり、カメラモジュールを製造している索尼電子華南有限公司(Sony Electronics Huanan)の持分の全てを、中国深セン欧菲光科技股分(※にんべんに分)有限公司(SHEN ZHEN O-FILM TECH)に譲渡する、法的拘束力のある確定契約を締結。譲渡価額は約99億円だが、「一定の調整を経た上で確定する」という。

　ソニーは、カメラモジュール事業の規模の適正化について検討しており、今回の売却はその一環だという。取引完了後に、譲渡益を営業利益に計上する見込みだが、取引の完了は関連当局の承認の取得などが上限で、「完了時期については未定」だという。そのため、譲渡益の影響は、1日に発表した2016年度の連結業績見通しには含まれていない。