オープンリールテープ版「究極のオーディオチェックCD」

　音楽之友社は、オーディオ評論家・石田善之氏がプロデュースしたオープンリール・テープ「究極のオーディオチェックCD 2017 ～Reel to Reel～」(STCD-117)を受注生産で発売開始した。価格は50,000円で、注文から最大1カ月ほどで発送する。販売はオントモ・ヴィレッジ。

究極のオーディオチェックCD 2017 ～Reel to Reel～

　月刊誌「Stereo」2017年4月号の付録CD「究極のオーディオチェック CD 2017」やハイレゾ版のデジタル録音と同時並行で、ナグラIV-Sを使って収録。そのオリジナルマスターから、石田善之氏がディキシーランドジャズ編の6曲を選曲している。

　「テーマは歴史をとらえたマイクたち」で、石田氏所蔵の1950～80年代のマイクを用いて録音。使用するテープはRMGインターナショナル(フランス)のSM911。オリジナルテープをナグラ「IV-S」からスチューダー「A810」へ接続し、一本一本 石田氏自ら手作業でダイレクトコピーする。

　アナログ方式はコピーを重ねると鮮度が低下していくため、コピー用のマスターテープからではなく、オリジナルマスターからダイレクトに一本ずつコピー。その都度、ヘッドのクリーニング、バイアス調整を行ない、シリアルナンバーを付けて出荷する。