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有楽町の「TOHOシネマズ日劇」が'18年2月で閉館。近隣に「TOHOシネマズ日比谷」誕生

 TOHOシネマズは31日、東京・有楽町にある「TOHOシネマズ日劇」を、2018年2月上旬をもって閉館すると発表した。1984年に「日本劇場」、「日劇東宝」、「日劇プラザ」の3館の劇場としてオープンして以来、2002年に「日劇PLEX」、2009年に「TOHOシネマズ日劇」と館名を変えながら34年間、多くの作品を上映してきた。

有楽町・日比谷にあるTOHOシネマズ劇場の位置関係

 近隣にある「TOHOシネマズ シャンテ」の閉館も発表されていたが、「シャンテ・ファン皆様のご声援もあり、営業を継続することを決定した」という。

 TOHOシネマズでは、これらの劇場に近い日比谷において、三井不動産が推進する「(仮称)新日比谷プロジェクト」で誕生する大規模複合ビル内に、都心最大級のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ日比谷」を2018年に出店予定。

「(仮称)新日比谷プロジェクト」で誕生する大規模複合ビルを、日比谷交差点エリアから見たイメージ

 新ビル内に全11スクリーン、約2,300席を新設。さらに、隣接する東京宝塚ビル内の2スクリーン・約800席(スカラ座・みゆき座)を改装し、これらも「TOHOシネマズ日比谷」として一体運営することで、全13スクリーン、約3,000席という、都心最大級のシネマコンプレックスになる。

 日比谷エリアは、1934年に映画演劇の幕開けとして東京宝塚劇場や日比谷映画劇場が、翌年には有楽座が誕生した東宝グループ創業の地でもある。

同ビルのイベントイメージ