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ソフトバンク、Xperia XZ1を11月発売。HDR、aptX HD、AF連写/3D撮影

 ソフトバンクは、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroid 8.0 Oreo搭載スマートフォン「Xperia XZ1」を、11月上旬以降に発売する。本体カラーはブラック、ウォームシルバー、ムーンリットブルー、ヴィーナスピンクの4色。

ソフトバンク、Xperia XZ1を11月発売。HDR、aptX HD、AF連写/3D撮影 Xperia XZ1(ムーンリットブルー)
Xperia XZ1(ムーンリットブルー)

 '17年春から発売された4K/HDR液晶搭載のフラッグシップ機「XZ Premium」に次ぐ位置づけのモデル。既報の通り、auからも11月中旬に発売される。

ソフトバンク、Xperia XZ1を11月発売。HDR、aptX HD、AF連写/3D撮影 上から順にムーンリットブルー、ブラック、ウォームシルバー、ヴィーナスピンク
上から順にムーンリットブルー、ブラック、ウォームシルバー、ヴィーナスピンク

XperiaのHDで初のHDR対応。スピーカー音圧アップ、aptX HDも

 XperiaのフルHDモデルでは初となるHDR対応の5.2型/1,920×1,080ドット液晶「トリルミナスディスプレイ for mobile」を搭載。NetflixやdTVのHDRコンテンツなどを楽しめる。

ソフトバンク、Xperia XZ1を11月発売。HDR、aptX HD、AF連写/3D撮影 ブラック
ブラック

 Xperia史上最高の音圧/音量というフロントステレオスピーカーを内蔵。アンプも高出力化し、昨年モデルのZと比べて音量を約50%アップしたS-FORCE FRONT SURROUNDスピーカーとなっている。ヘッドフォン利用時の音質も改善しており、クロストークの削減によりクリアなステレオ感などを実現したという。

 ハイレゾ再生に対応し、圧縮音楽をハイレゾ相当の音質に変換再生するDSEE HXも搭載。デジタルノイズキャンセリング機能も備える。PlayStation 4のリモートプレイにも対応。

 Bluetooth 5.0を搭載し、コーデックはLDACのほかaptX HDにも新たに対応。aptX HD接続時は対応ヘッドフォンとの組み合わせで最大48kHz/24bitのハイレゾ音源(576kbps)も伝送できる。なお、LDACは最大96kHz/24bit(990kbps)。

ソフトバンク、Xperia XZ1を11月発売。HDR、aptX HD、AF連写/3D撮影 ウォームシルバー
ウォームシルバー
ソフトバンク、Xperia XZ1を11月発売。HDR、aptX HD、AF連写/3D撮影 ムーンリットブルー
ムーンリットブルー
ソフトバンク、Xperia XZ1を11月発売。HDR、aptX HD、AF連写/3D撮影 ヴィーナスピンク
ヴィーナスピンク

AF連写などカメラ進化。自分の顔がキャラクターになって動く「3Dクリエーター」も

 カメラは、シャッターを押す前の写真も自動で保存する「先読み撮影」を強化し、笑顔を検知して自動で保存可能。シャッターを押す5秒前までのタイミングで最大4枚記録され、「思いがけない一瞬の笑顔」も残せるという。

 動く被写体に追従する「オートフォーカス連写」にも対応。デジタルカメラαの技術を応用したもので、AF追従により秒間10コマ/最大10秒の100枚まで連続で撮れる。レンズやデバイスなどは上位機のXZ Premiumと同じで、メインカメラに1,900万画素の1/2.3型CMOSを搭載し、最高960fpsのスーパースローモーション撮影にも引き続き対応している。フロントカメラは1,300万画素で、広角22mm対応。自撮りなどで明るく撮影できるディスプレイフラッシュにも新たに対応した。

 メインカメラは4K動画も撮影可能。従来は4K動画を撮る場合、カメラアプリの「4Kビデオ」を別途起動する必要があったが、新たに通常のビデオアプリに統合。解像度設定で4Kも選べるようになった。

 カメラを使った独自の機能として、人の顔や食べ物などの形を立体的に撮影できる「3Dクリエーター」にも対応。被写体の周りを180度または360度回りながら撮影することにより、1つのレンズでも立体的な静止画が記録できるソニー独自の3D撮影技術を採用している。

 撮影後はアプリ上で3Dアバターにしたり、SNSでのシェアなどに使える。3D撮影時のモードとして、「顔」(180度)、「頭部」(360度)、「フード」、「自由造形」のメニューを用意。

ソフトバンク、Xperia XZ1を11月発売。HDR、aptX HD、AF連写/3D撮影 アバターの作成例
アバターの作成例

 XZ1を横に持って、顔などの周りを横に移動しながら撮影すると、カメラで対象物の形を高速撮影。読み取れなかった部分なども繰り返して撮ることでより高精度にスキャンでき、約30~60秒で完了。人の顔以外では、ぬいぐるみなど、動かない物体が適しているという。

ソフトバンク、Xperia XZ1を11月発売。HDR、aptX HD、AF連写/3D撮影 人の顔など撮影対象の横を回るように撮影
人の顔など撮影対象の横を回るように撮影

 作成された3Dデータには自動でアニメーションを付けることが可能。カメラアプリの「ARエフェクト」上で動画として表示できるほか、11月以降に提供予定のアップデートで3Dアニメーションも作成可能。衣装やポーズ、背景、テキストを加えてアニメーションGIFとして保存。1:1サイズのGIFファイルとなり、アルバムからSNSにシェアできる。また、3Dクリエーターで作成したものを、Live壁紙として保存することも可能。

 スキャンした時の3Dデータの拡張子は.obj。これを元に、3Dプリンタを使ってフィギュアの作成もできる。11月以降に3Dクリエーターアプリがアップデートされ、DMM.makeの有料サービスと連携可能し、自分の顔などのオリジナルフィギュアが作れる。

ソフトバンク、Xperia XZ1を11月発売。HDR、aptX HD、AF連写/3D撮影 DMM.makeのサービスで3Dプリンタ出力も可能
DMM.makeのサービスで3Dプリンタ出力も可能

 就寝前に通知や画面の明るさを抑えたり、仕事中は通知を制限するといった設定が可能な「Xperiaアクション」機能には、新たに「通勤中」と「ゲーム中」の項目が追加。ゲーム中のアクションとしては、通知をブロックしたり、本体を手に持っている時は画面をONのままにすることが可能。通勤中は、ミュージックアプリを開始したり、BluetoothをONにするなどのアクションが利用できる。

 チップセットはクアルコムのSnapdragon 835で、CPUはオクタコア 64bitのMSM8998、RAMは4GB。ストレージは64GB。ソフトバンク回線の通信速度は、受信最大612Mbps。

 バッテリ容量は2,700mAhで、従来機のXZなどよりも容量は少ないが、連続使用時間は従来機と同等としている。インターフェイスはUSB 3.1で、端子はType-C。Quick Charge 3.0に対応する。Qnovoのバッテリ制御技術も引き続き搭載。バッテリの状態に合わせて最適な充電が行なえ、長寿命を実現する。

 無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/ac。指紋認証にも対応する。本体は押出成形のメタル素材を使用し、曲げ/ねじれ強度はXperia史上最高としている。側面から背面に継ぎ目がなくつながったデザインとし、側面のメタル部分はアンテナの機能も兼ねている。IPX5/8とIP6Xの防水防塵仕様。表面はGorilla Glass 5。外形寸法は148×73×7.4mm(縦×横×厚さ)、重量は156g。