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ハイブリッド音声認識対応のAI活用「DIATONE SOUND. NAVI」。ハイレゾスピーカーも

 三菱電機は、人工知能(AI)を活用した快適性の向上や、安全運転サポート、高音質を目指した8インチ画面のハイエンドオーディオ&カーナビゲーションシステム「DIATONE SOUND. NAVI NR-MZ300PREMI」を11月9日に発売する。価格は268,000円。

ハイブリッド音声認識対応のAI活用「DIATONE SOUND. NAVI」。ハイレゾスピーカーも DIATONE SOUND. NAVI「NR-MZ300PREMI」
DIATONE SOUND. NAVI「NR-MZ300PREMI」

 また、音質を向上させた7インチ画面「DIATONESOUND NAVI NR-MZ200PREMI-2」も12月5日に発売。価格は24万円。ハイレゾ対応のDIATONEスピーカー「DS-G300」は、11月9日に発売。価格は8万円。

AI活用の「DIATONE SOUND. NAVI」

 NR-MZ300PREMIは、8型/800×480ドット液晶ディスプレイを備えたカーナビシステムで、地上デジタルチューナやCD/DVDプレーヤー、Bluetooth、USB/SDカードスロットを装備。ハイブリッド型音声認識機能「スマートボイスコントロール」とAIの活用で快適性を向上する。

 スマートボイスコントロールは、カーナビ内蔵の音声認識と、Wi-Fi接続によるクラウド型の音声認識を瞬時に使い分けることで、認識語彙と認識率を従来機種より向上。「より自然で快適な会話形式での施設検索を実現する」という。

 また、独自のAI技術により、クラウドサーバー上で要約したニュース情報を音声操作で取得できる「ニュースリーダー」を搭載。走行中でも音声で最新のニュースを聞くことができる。

 2018年春発売の準天頂衛星受信機「GS-300」(仮)を利用することで、準天頂衛星測位情報信号を取得可能になり、高速道路でのレーンレベルの案内や地図表示を実現。また、近年多発する高速道路でのUターンやバック走行を検知し、運転手に安心・安全を提供するという。

 音楽CDのほか、USBに記録したFLAVやWAV、MP3、AAC、WMAなどの再生に対応。また、ナログ入力回路を見直して、ポータブルオーディオ機器との接続時の音質を向上する「ピュアアナログコンテンツ再生」を新搭載している。外部出力アンプ用の回路部は、最先端の高音質デバイスを採用した「プレミアムグレード外部出力アンプ」で、同相ノイズ除去能力が従来比で約30倍向上し、高音質化を実現したという。出力は45W×4ch。

 アドバンスドDACマスタークロックG4の採用や、高周波電子部品と基板銅箔パターン設計の最適化により、高周波領域のノイズ影響を排除。聴感上の高S/N感を実現した。

 7インチ/800×480ドット液晶の「NR-MZ200PREMI-2」は、ハイブリッド型音声認識や準天頂衛星測位サービスなどを省略しながら、高音質を目指したカーオーディオ/ナビシステム。独自の測定による回路定数の最適化でノイズを低減した「リアルメジャーメント・サーキットテクノロジー」により、高音質再生を実現したという。

ハイブリッド音声認識対応のAI活用「DIATONE SOUND. NAVI」。ハイレゾスピーカーも DIATONE SOUND. NAVI「NR-MZ200PREMI-2」
DIATONE SOUND. NAVI「NR-MZ200PREMI-2」

DIATONEスピーカー「DS-G300」

 DS-G300は、ハイレゾ音源再生対応の2ウェイ埋め込み型スピーカー。ツィータ×2とウーファ×2、ネットワーク2組(4個)から構成され、価格は8万円。

ハイブリッド音声認識対応のAI活用「DIATONE SOUND. NAVI」。ハイレゾスピーカーも DIATONEスピーカー「DS-G300」
DIATONEスピーカー「DS-G300」

 ツィータは30mm径のNCV、ウーファは170mm径のNCV。ツィータとウーファの双方に伝搬速度毎秒5,900mのNCV振動板の採用による「高音と低音が一体となって聴こえる高速・等音速なフルレンジサウンド」と訴求している。

 ウーファーは、Wサイド・ソリッドライン構造により、重厚感のある低音を再生。5本のリブを振動板の表裏に貫通させて最内周から外周まで延長することで強度を高め、内周部と外周部の剛性の変化量を抑制。正確かつ効率的に空気を振動する。また、DCT低歪大型フェライト磁器回路の採用により、振動板の駆動力の前後左右対称性を最適化し、S/N向上を図っている。

 ツィータの再生周波数帯域は1kHz~50kHz、ウーファは45Hz~7kHz。インピーダンスはいずれも4Ω。クロスオーバー周波数は2.7kHz。バイアンプ、バイワイヤリングに対応。引きだしリードケーブルには、OFCケーブルを採用している。