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Astell&Kern創立5周年、赤い「AK70 MKII」記念モデルが編集部に

 iriverがAstell&Kernブランドを立ち上げ、第1弾のポータブルプレーヤー「AK100」を発売したのが2012年。2017年は創立5周年となる。

AK70 MKII 5th Anniversary

 AK100以降、20万円台後半という思い切った価格で2014年に登場した「AK240」や、それをも超える「AK380」、新世代のハイエンド「A&ultima SP1000」、上位モデルの要素を盛り込みながら価格を抑えてヒットとなった「AK70」など、超弩級から親しみやすいモデルまで、5年間で様々なモデルが登場。近いところでは10月に、新たなエントリーモデル「AK70 MKII」(直販79,980円:税込)が発売されている。

2012年に登場した、Astell&Kernブランドの第1弾ポータブルプレーヤー「AK100」

 2.5mm 4極端子を使ったバランス駆動などのトレンドも生み出し、ハイレゾポータブルプレーヤー市場拡大の立役者的ブランドの1つと言えるAstell&Kern。その5周年を記念し、「AK70 MKII」の特別デザインモデル「AK70 MKII 5th Anniversary」が作られ、AKブランドを扱う、代理店アユートの営業部 マーケティンググループの堀良一さんからAV Watch編集部へ贈呈していただいた。残念ながら一般販売は行なわれないが、そのデザインを写真で紹介する。

堀さんからAK70 MKII 5th Anniversaryをいただいた
真紅のパッケージを開けたところ
一見すると、通常モデルと同じに見えるが……
背面には大きな「5th Anniversary」ロゴと鮮烈なレッドカラーが
右の通常モデルと比較
ボリュームノブの差し色もレッドになっている

 「AK70 MKII」については、以前のレビューで紹介した通りだが、最上位モデル「SP1000」の回路設計の特徴である「バランス再生時の高出力化と低歪・高SN比の両立」を取り入れ、アンプ部を強化。DACはシーラス・ロジックの「CS4398」で従来と同じだが、これを1基から2基へ増やし、デュアルDAC構成とした。アンプ強化、デュアルDACという最上位モデルの要素を取り入れる事で、エントリーと言いつつも、ハイエンドに迫るサウンドを実現している。

 音質面だけでなく、AKブランドと言えば、アニメ「けいおん!」とのコラボなど、ユニークな特別モデルも特徴。「AK70 MKII」も、劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」とコラボし、特別カラー&デザインを採用し、キャラクター達の録り下ろしボイスも収録した限定モデル「AK70 MKII 劇場版 Fate/stay night [HF]」の発売が、17日からスタートしている。

 5年前と比べ、成熟が進むポータブルプレーヤー市場。Astell&Kernが次にどのようなトレンドを生み出していくか、今後の製品にも注目していきたい。

「秋のヘッドフォン祭 2017」で展示された「AK70 MKII 劇場版 Fate/stay night [HF]」