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B-CASカード不正改ざんプログラム販売で逮捕。有料放送事業者ら「厳正に対処」

 佐賀県警察は、オークションサイトにてB-CASカード不正改ざんプログラムを販売したとして愛知県在住の被疑者1名を逮捕。また、同プログラムを購入してB-CASカードを改ざん、有料放送を不正視聴した複数の違反者についても捜査を継続中という。

 この逮捕を受けて、B-CASカードを発行するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS)は「有料放送を不正に視聴できるようにB-CASカードを改ざんするプログラムを提供する行為は、B-CASシステムを脅かす重大な犯罪。今回は、不正なプログラムを『実験・研究用』などと称して一見しただけでは違法な品とはわからない形でネットオークションで販売していた行為が摘発された。プログラムの落札者に対しても捜査が進められ、ネットオークションを通じて違法な物品を安易に購入する行為に対しても警鐘を鳴らすものと受け止めている。今後も不正な行為に対しては関係当局及び関係各社と連携し、厳正に対処していきたい」とのコメントを発表した。

 また、スカパーJSAT、WOWOW、スターチャンネルの有料放送事業者3社も30日に声明を発表。「警察当局により厳正な措置がなされたことは、有料放送の公正な視聴および健全な発展の観点から、極めて重要なこと」とし、今後も厳正に対処していくという。