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3月29日オープン「TOHOシネマズ日比谷」は“映画の宮殿”を目指す

 TOHOシネマズは、都内最大級のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ日比谷」を3月29日に東京 有楽町でオープンする。「映画の宮殿 THE MOVIE PALACE」をコンセプトに、13スクリーン、約2,800席で展開する。

TOHOシネマズ日比谷。開放的なロビー

 TOHOシネマズ日比谷では、“これまでの劇場にはない極上の空間”を目指し、日比谷公園を一望できる開放的なロビーで、「都会の喧騒から離れた“ムービーパレス”へ誘う」という。東京ミッドタウン日比谷内の11スクリーン/約2,200席と、スカラ座・みゆき座を改装し、一体運営することで、13スクリーン/約2,800席のシネマコンプレックスとして展開する。

TOHOシネマズ日比谷。開放的なロビー

 1番スクリーンは、最高の映画体験を追求した「TOHOシネマズ プレミアム シアター」として、「プレミアム ラージ フォーマット」、「プレミアム サウンド」、「プレミアム シート」の「三つのプレミアム」を訴求。

 同規模の劇場より画面サイズを約120%拡大し、独自の巨大スクリーン「TCX(TOHO CINEMAS EXTRA LAGE SCREEN)」により、迫力ある映画鑑賞が楽しめるという。

TCX

 また、1番スクリーンは、コンサートホールのようなプレミアムサウンドを商業映画館では日本初となるシアターの形状に最適化した形で導入。イースタンサウンドファクトリーとジーベックスが協力し、劇場に最適な形でスピーカー設計され、ライブや演劇にも対応できるハイパワーユニットを使用したステージスピーカーを設置する。

 1番スクリーンの一部シートには、「プレミア ラグジュアリーシート」を導入。ゆったりとした空間で映画を楽しめるという。

プレミア ラグジュアリーシート

 5番スクリーンもTCXを採用するほか、Dolby Atmosにも対応する。

 4番スクリーンは、IMAXデジタルシアター。12個の独立したチャンネルにサブバスを加えたサウンドシステムを展開する。

 6番、9番スクリーンには、JBLの新音響システム「スカルプト サウンドシステム」を日本初導入。独自のスピーカーと設置方法によりサウンドのスイートスポットを拡張しているという。

各スクリーンの概要

 海外のエアラインで使用されている革張りシートを用いた「プレミア ボックス シート」は重圧な木目調のボックスで仕切られた「セミプライベート空間」として提案。1、5、9番スクリーンに導入される。

プレミア ボックス シート

 なお、改装のためTOHOシネマズスカラ座は2月24日から、TOHOシネマズみゆき座は2月3日から休館し、3月29日からTOHOシネマズ日比谷の12、13番スクリーンとして一体運営する。

 TOHOシネマズでは、「東宝グループ創業の地において日比谷の映画・演劇の歴史を継承しながら、東京宝塚劇場、シアタークリエといった演劇の劇場と一体になり、日本が世界に誇れる映画・演劇の街、“HIBIYA・ブロードウェイ”を目指す」としている。