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ソニー・ミュージック、乃木坂ビルと市ヶ谷ビルを譲渡。乃木坂スタジオは継続

 ソニーの100%子会社ソニー・ミュージックエンタテインメントは、所有するSME市ヶ谷ビル(東京都新宿区)と、SME乃木坂ビル(東京都港区)の敷地・建物を譲渡する売買契約を締結した。譲渡に伴い、ソニーは2017年度第4四半期に約100億円の譲渡益を営業利益として計上する見込み。

SME乃木坂ビル(2016年撮影)

 今回の譲渡は、ソニーミュージックグループの総合力アップと業務の効率化を目的としており、新たに第2拠点を、六本木・東京ミッドタウン内にあるミッドタウン・タワー(東京都港区)の12~15階に置く。

 なお、SME乃木坂ビルに入居し、音楽制作スタジオや、アナログレコードのカッティングルームなどを持つソニーミュージックスタジオ東京は、譲渡による引渡後も、譲渡先との間で賃貸借契約を締結した上で、引き続き同ビルで運営する。

 2017年度通期のソニー連結業績見通しは、今回の譲渡やその他の要因の影響も含めて、現在精査中としている。