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Netflix、「この世界の片隅に」を3月15日から配信。定額制では独占配信

 Netflixは、アニメ映画「この世界の片隅に」を3月15日から配信する。定額制動画配信(SVOD)では独占配信となる。日本だけでなく、アメリカ、カナダなど一部の国と地域で配信する。

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 また、3月22日~25日に、東京ビッグサイトで開催される「Anime Japan2018」のステージに、主人公・すずを演じるのんが登壇。ステージイベントでは、「この世界の片隅に」だけでなく、3月配信のNetflixオリジナルアニメ3作品のプロモーションムービーの上映や、最新情報の発表、平田広明、梶裕貴ら声優陣によるトークセッションも予定されている。なお、ステージは着席チケット制。

 Netflixでの配信にあたり、「この世界の片隅に」の片渕監督やのんからのコメントも公開された。

片渕監督コメント

この作品は、たんぽぽの綿毛のようです。
新しい風に乗って新しい土地へ、新しい出会いのために広がっていけるといいなと期待します。

のん(すず役)コメント

私はすずさん役として映画に参加させていただきましたが、本当に思い入れの強い作品になりました。『この世界の片隅に』は2016 年の映画なのですが、今年に入って新たに上映館が決まったりと長く愛される作品になりました。
そして、『この世界の片隅に』に関わった、私含め全てのスタッフキャストの皆様、映画を愛してくださる全ての人達の思いによって再びこの作品が注目される、という事に心から喜びを感じます。
『この世界の片隅に』は、戦時下にある広島・呉が舞台ではありますが、ひと口に戦争の映画という訳ではありません。すずさん達が、日々やりくりしていく毎日を過ごしていく、何があっても毎日はやってくる、という事の温かさや、日常の中にある大切な幸せに気付く不思議な映画だと思います。それは沢山の人達に通じるメッセージがあると信じているので、この世界のどこかにいる方達に届けられるのはとても嬉しいです。
AnimeJapan2018 に参加できることはとても嬉しいです。
まだまだ、この映画に触れた事のない方もいらっしゃると思いますので、色んなたくさんの方々に、『この世界の片隅に』を観ていただくきっかけになればいいなと思います。

『この世界の片隅に』予告篇