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AKG、約10万円の新リファレンスイヤフォン「N5005」。BTケーブルや音質フィルタ付属

 ハーマンインターナショナルは、AKGブランドの新リファレンスイヤフォン「N5005」を3月30日に発売する。価格はオープンプライスで、直販サイトでの価格は99,880円。Bluetooth接続用ケーブルも同梱しており、ワイヤレスイヤフォンとして使う事もできる。

AKGブランドの新リファレンスイヤフォン「N5005」

 高音質とデザインを追求した「Nシリーズ」から登場したリファレンスモデル。「N40」の技術に加え、フラッグシップイヤフォン「K3003」のサウンドを継承すると位置付けられており、ユニットは4ウェイ5ドライバのハイブリッド構成となる。

 中高音域用にバランスド・アーマチュア(BA)ドライバを4基、 低音域用に9.2mm径ダイナミックドライバを1基採用。「音の歪みや揺らぎのない純粋で繊細なスタジオクオリティのサウンドを実現した」という。再生周波数特性は10Hz~40kHzで、ハイレゾ再生にも対応する。感度(1mW)は99dB/mW、インピーダンスは18Ω。

 電気的なネットワークを使わず、アコースティックに調整。自然な音のつながりを可能にしたという。振動板の振幅時に発生する背圧を最適化する「ベンチレーション・システム」も搭載した。

 自分好みの音質に調整ができるメカニカル・チューニング・フィルターを採用。シンバル、 ピアノ、 ヴァイオリンなどの高音域をクリアに表現する「HIGH BOOST(ハイ・ブースト)」、 ボーカルを豊かにする「MID-HIGH BOOST(ミッド・ハイ・ブースト)」、 中庸なサウンドバランスの「REFERENCE(リファレンス)」、ベースやドラムの低音域を増強する「BASS BOOST(バス・ブースト)」の4種類を同梱。透過性の違いで音に変化を生むもので、電気信号は使わないため、「電気的なロスがなく、音源をありのままに再生する」という。ケーブルを含まない、イヤフォンの重量は11.4g。

メカニカル・チューニング・フィルターを同梱

 耳掛け式のケーブルを採用。4サイズ(XS/S/M/L)のシリコンピースに加え、スピンフィットの3サイズ(S/M/L)も同梱する。MMCX端子で着脱も可能。

 4種類のケーブルが付属。3.5mmステレオミニのリモコン付きツイストケーブル、 2.5mmのバランスケーブル、Bluetoothケーブルに加え、日本独自の仕様として、AKGの純正アップグレードリケーブル「CN120-3.5」も同梱する。

 ツイストケーブルの導体には高純度OFCを採用。リモコンにはマイクも備えている。アップグレードリケーブル「CN120-3.5」は、3.5mmの入力を採用。導体に高純度6N-OFCを採用し、信号の伝送ロスや歪みを抑え、「N5005の性能を最大限に引き出す」という。

 Bluetoothケーブルは、プロファイルとしてA2DP v1.2、AVRCP v1.4、HFP v1.6、HSP v1.2に対応。バッテリも備えており、8時間の再生が可能。充電所要時間は約2時間。

Bluetoothケーブル

 イヤフォンの筐体は、光沢のあるセラミック素材を採用。専用キャリングケースも付属する。

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