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レコーダから“おうちクラウド”に進化した新DIGA。6チューナ「DMR-BRG2050」など

 パナソニックは、6チューナ搭載のレコーダ「DIGA DMR-BRG2050」とダブルチューナの「DMR-BRW1050」、「DMR-BRW500」など「おうちクラウドディーガ(DIGA)」3製品を5月18日より発売する。価格はオープンプライス。6チューナ2TBモデル「DMR-BRG2050」は、店頭予想価格は85,000円前後、ダブルチューナ1TBの「DMR-BRW1050」は6万円前後、500GBのDMR-BRW550は52,000円前後。

DMR-BRG2050

 6チューナと2チューナのDIGA 3モデルが「おうちクラウドDIGA」に強化。スマートフォンと連携して、録画番組視聴だけでなく、写真や動画、音楽など、様々なコンテンツを楽しめる。専用アプリの「どこでもディーガ」により、DIGAの番組をそこでもスマホから楽しめるほか、スマホで撮影した動画は、写真のバックアップも行なえる。全録対応の「全自動DIGA」新モデルについては別記事でお伝えしている。

おうちクラウドDIGA新モデル

おうちクラウドとは?

 アプリ「どこでもディーガ」との連携を強化。対応OSはiOS 9.3以降とAndroid 4.4以降で、DIGAの番組視聴や録画予約に加え、スマートフォンで撮影した動画や写真をDIGAにバックアップでき、DIGAを介してテレビの大画面に出力できる。

スマホの写真をDIGAで再生。自動的に同期する

 どこでもディーガにより、DIGAで録画した番組や放送中の番組を家庭内だけでなく、外出先からも確認可能。画質や通信モードも自由に選択できる。また、話題のドラマやアニメの番組ニュースをアプリで通知し、その場で視聴や録画予約も行なえる。

DIGAの番組をスマホで再生。「どこでもディーガ」アプリで持ち出しも
話題のドラマをアプリから予約

 DIGAにリッピングしたCD楽曲を、どこでもディーガを使ってスマートフォンで聴く機能も新搭載。CDリッピングする際に「音楽取り込み設定」の「スマホ再生用ファイル(AAC)を作成」を「する」にしておけば、宅内でも宅外からも、お気に入りのCD楽曲をストリーミングで再生できる。ストリーミングではなく、スマホのメモリにダビングして「持ち出し」も行なえる。

 スマホで撮影した写真や動画をDIGAにバックアップも可能。USBケーブル経由でデジタルカメラの画像(JPEG)・動画(MP4)データも取り込める。写真・動画・音楽ファイルは合計最大4万件まで保存できる。

 離れて暮らす家族のおうちクラウドDIGAへの画像転送も可能。あらかじめペアリングしておけば、家族に子供の写真を送る、といった利用が可能になる。おうちクラウドDIGAに保存した音楽や写真・動画やBDやUSB HDD、SeeQVault対応のHDDにバックアップできる。

6チューナ搭載の「DMR-BRG2050」

 '17年発売の「DMR-BRG2030」の後継機で、地上/BS/110度CSデジタル6チューナを搭載し、「3人以上の家族でも録画重複を防げる」点が特徴。HDD容量は2TB。

DMR-BRG2050
3人でDIGAを使い分けできる

 時間指定チャンネル録画にも対応。全自動DIGAのチャンネル録画は24時間同一チャンネルを録画し続けられるが、BRG2050の時間指定チャンネル録画は、1日最大8時間、6チャンネルまでの自動録画を行なう。例えば、19時~24時までを毎日自動録画し、古い番組から自動削除する、といった使い方が可能。ただし、チャンネル録画画質はDRモードのみで、長時間モードを選べない点は、全自動DIGAとの違いとなる。

チャンネル録画一覧
チャンネル録画設定

 全自動DIGAと同様に「新着番組」機能を搭載。人気の番組や自分自身がよく見る番組を自動で整理して表示するため、休日などに録画番組をまとめてみる時に便利に使える。事前にお気に入りの番組やタレントの名前などを登録しておけば、その条件に合った番組や番組内の出演シーンなどをリストから簡単に確認できる。

 「新番組/特番おしらせ」機能も搭載し、番組の録り逃しを防ぐ。

 また、LINEを使って番組を調べたり、録画予約する機能も装備。CLUB PanasonicのLINE公式アカウントを友だち登録することで、気になるキーワード(番組ジャンル、出演者、番組名)などで番組をチェックし、予約できる。新たにBS/CS番組の検索や新番組の検索に対応。また旬のキーワードに対応。DIGAの録画番組ランキングからの録画予約も可能。

 CDリッピングに対応し、FLAC/WAV/AAC形式で本体HDDに録音可能。前述の通り、「どこでもディーガ」アプリを使った家庭内外での番組視聴やスマホ動画・写真連携にも対応する。

 また、ミュージックサーバーとして動作。e-onkyo musicで購入した楽曲の自動ダウンロード機能も搭載している。DIGA本体にもHDD内楽曲プレーヤーを備えており、対応ファイル形式はMP3/WAV/FLAC/AAC/DSD/ALAC。

 Netflix、Hulu、Amazon Prime Video、アクトビラ、radiko.jp、DAZNなどの映像配信サービスにも対応する。

 UHD BDは対応せず、BD/DVD/CDの再生に対応。出力はHDMI 1系統で、4K 24p/30p出力に対応。4Kダイレクトクロマアップコンバートを搭載し、オリジナルの色信号(2K/4:2:0)から、4K信号(4K/4:4:4)に一回のクロマ処理でアップコンバートし、記録情報を最大限に活かした4K映像を出力する。

 HDMIのほか、アナログ音声入力×1、光デジタル音声出力×1、映像入力×1、i.LINK×1を装備。消費電力は約25W。外形寸法は430×179×41.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.3kg。

DMR-BRG2050の背面
リモコン

ダブルチューナモデル「DMR-BRW1050」「DMR-BRW550」

 「DMR-BRW1050」はダブルチューナで1TB HDDを、DMR-BRW550はダブルチューナで500GB HDDを搭載する。いずれも、録画機の入門モデルで、LINEによる番組検索や録画予約に対応するほか、アプリ「どこでもディーガ」によるスマホ連携機能が特徴となる。

DMR-BRW1050
DMR-BRW550

 CDリッピングに対応し、FLAC/WAV/AAC形式で本体HDDに録音可能。「どこでもディーガ」アプリを使った家庭内外での番組視聴やスマホ動画・写真連携にも対応する。

 また、ミュージックサーバーとして動作。e-onkyo musicで購入した楽曲の自動ダウンロード機能も搭載している。DIGA本体にもHDD内楽曲プレーヤーを備えており、対応ファイル形式はMP3/WAV/FLAC/AAC/DSD/ALAC/AIFF。圧縮音源をハイレゾ相当にアップコンバートして再生する「ハイレゾリマスター」にも対応する。

 BD/DVDの再生や録画・ダビングに対応。

 DMR-BRG2050との違いはチューナ数やHDD容量のほか、Netflixなどの映像配信サービス対応が省略され、アクトビラのみの対応となる。HDMI出力は1系統。USB 2.0×1、USB 3.0×1を備えている。

 消費電力は約18W(DMR-BRW1050)/約16W(DMR-BRW550)。外形寸法は430×179×41.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.1kg(DMR-BRW1050)/約1.8kg(DMR-BRW550)。