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Alexa対応で2.3万円の左右分離イヤフォン「Jabra Elite 65t」。スポーツ向けも

 GNオーディオジャパンは、Jabraブランドの新製品として、AlexaやSiri、Google Nowの音声アシスタントに対応する左右分離型Bluetoothイヤフォン「Elite 65t」を5月14日より発売する。価格は23,130円。IP55準拠の防塵・防滴性能を備える。カラーはコッパーブラック、チタンブラック、ゴールドベージュの3色。

Elite 65t(チタンブラック)を装着したところ
Elite 65t(チタンブラック)

 また、スポーツ向けの「Elite Active 65t」を6月上旬より発売。価格は24,880円で、カラーはコッパーレッドとコッパーブルーの2色。Alexaなどに対応しながら、加速度センサーを搭載し、特殊コーティングでフィット感を高めた。IP56の防塵・防滴性能も備える。

Elite Active 65t(コッパーブルー)を装着

 いずれもEliteシリーズの新製品で、同シリーズの製品は音楽再生だけでなく、音声アシスタントや高品質な通話といった機能も重視しているのが特長。なお、Alexaの日本語対応は5月末を予定している。Amazon.co.jpでは、Elite 65tの先行販売をしており、Elite Active 65tについても5月中旬に先行発売予定。

Jabra Elite 65t

 AmazonのAlexa、AppleのSiri、GoogleのGoogle Nowといった音声アシスタントに対応。右側イヤフォンのマルチファンクションボタンを押してAlexaなどに直接アクセスでき、音楽の再生やニュースの読み上げ、天気のチェックやスマートホーム機器の操作が可能。「Jabra Sound+」アプリからあらかじめ使いたい音声アシスタントを設定しておける。また、イコライザ機能で音楽を好みのサウンドに変えることも可能。

Alexa、Siri、Google Nowに対応
「Jabra Sound+」アプリから使いたい音声アシスタントを設定する

 Bluetooth 5.0を採用し、高音質コーデックのAACをサポート。低消費電力でスマートフォンとイヤフォンを接続できるため、最大5時間の連続再生が可能。専用の充電ケースと組み合わせると最大15時間再生できる。重量はイヤフォンが6.5g、充電ケースは67g。

充電ケースに入れたところ

 広範囲でシームレスな接続ができることがBluetooth 5.0の特長で、NFMI(近距離磁界誘導)技術も採用して音の途切れを抑え、安定した接続性を実現する。4つのマイクを内蔵し、通話中は風切音を効果的に低減させ、周囲のノイズを抑えてクリアな通話を実現する。

Bluetooth 5.0とNFMI採用で安定した接続性を実現

Jabra Elite Active 65t

 Elite 65tシリーズの基本機能を備えながら、スポーツ向け仕様としたモデル。特殊なコーティングによって安定したフィット感を実現。耐汗、耐水、防塵のIP56認証を取得しているほか、加速度センサーを備える。

 Alexa、Siri、Google Nowに対応。一度の充電で連続5時間の音楽再生ができ、専用の充電ケースで最大2回のフル充電が可能。

Elite Active 65t(コッパーレッド)

ネックバンド型のJabra Elite 45e/25e

 首にかけて装着するネックバンド型のワイヤレスイヤフォンは、Alexaにも対応する「Elite 45e」と、Siri/Google Now対応の「Elite 25e」をラインナップ。どちらもIP54の防塵・防滴性能を備える。発売時期と価格は、Elite 45eが6月上旬発売で13,880円。Elite 25eは5月14日発売で9,980円。

Elite 45e(中央)
Elite 25e

 45eはBluetooth 5.0準拠で、AACコーデックをサポート。形状記憶の柔軟なワイヤーを備え、ネックバンドとイヤフォンを繋ぐケーブルのリモコンマイクでハンズフリー通話が可能。Alexa、Siri、Google Nowに対応するが、Alexaの日本語対応は5月末を予定。イヤフォンは耳から外した際に、左右をマグネットで固定可能。最大8時間連続使用できる。重量は25.95g。

Elite 45eを装着したところ
イヤフォンは耳から外して左右をマグネットで固定できる

 25eはBluetooth 4.1準拠で、Siri/Google Nowに対応。コーデックはAACもサポートする。ネックバンドには、着信時に振動するバイブレーション機能を備える。最大8時間連続再生できる。重量は48g。

 今夏にはアクティブノイズキャンセル機能を備え、Alexa対応の上位モデル「Elite 65e」を発売予定。

Elite 65eは今夏発売予定

 GNオーディオジャパンの安藤靖社長は、Jabraブランドについて、デンマークでの通信ケーブル事業から始まり、近年はコールセンター向けのヘッドセットのほか、コンシューマ向けのヘッドセット/補聴器などで実績を持っていることを説明。

 「Jabraは世界で最初にBluetoothヘッドセットを出した。常に最先端のテクノロジーを駆使した製品開発を行ない、現在は『Engineered for Purpose』というブランド展開で、ユーザーが抱えているニーズを満たすようにエンジニアリングされた製品を提供している」(安藤社長)。Elite 65tのオーディオ性能とマイク性能が、Appleの左右分離型イヤフォン「AirPods」と比較して優れているという第三者機関の性能比較結果も公開し、新製品に対する自信を見せた。

GNオーディオジャパンの安藤靖社長

 グローバル市場において、ワイヤレス対応のヒアラブル(hear+wearable)製品は年平均成長率が20%以上の伸びを示し、特に左右分離型(true wireless)と音楽向けの成長が見込まれることや、150ドル以上の比較的高価格なモデルが著しく成長していることを説明。こうした状況もふまえつつ、Jabraでは音楽を楽しむだけでなく「会話」を重視した製品群をラインナップし、その一環としてAmazon Alexaとの技術パートナーシップを提携、Eliteシリーズの3製品(Elite 65t/Active 65t/45e)をAlexa対応製品として展開していく。

グローバルのヒアラブル製品市場では、左右分離型イヤフォンの成長が見込まれるという
ヒアラブル製品は150ドル以上の高価格帯製品が著しく成長しているという

 駐日デンマーク王国大使のフェレディ・スヴェイネ氏は、日本とデンマークが国交150周年を迎え、Jabraを擁するGNグループは来年創立150周年を迎えることを紹介。「Jabraの先進的な製品でよりよい音を楽しめる。その音を是非聴いて欲しい」と話した。

駐日デンマーク王国大使のフェレディ・スヴェイネ氏