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Shure、フォノカートリッジ生産を終了。品質維持が困難で「苦渋の決断」

 Shureは1日、レコード用のフォノカートリッジ製品の終了を発表した。2018年夏をもってフォノ製品の生産を終了する。

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 60年以上の歴史を持つShureフォノカートリッジの生産終了について、同社では「近年、フォノグラフカートリッジ製品部門では、Shureの厳しい基準を維持することが困難になっており、コストや納入という点でShureブランドへのお客様の期待に応えることができなくなってきた。検討に検討を重ねた結果、2018年夏よりShureフォノ製品の生産を終了するという苦渋の決断をするに至った」と説明している。

 また、「フォノ製品がお客様の人生の一部を共にできたこと、ひいてはShureブランドを築き上げる一端を担ったことを誇りに思います。しかしながら、検討の結果、厳しさを増す状況の下で生産を続けるよりも部門を閉鎖することが、“Shureフォノ”の輝かしい歴史を守る上で最善の方法であるとの結論に達した」とコメントしている。