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Marantz Pro、ネット動画配信向けカメラ&マイク一体型システム「Turret」

 inMusic Japanは、Marantz Professionalブランドから、YouTube投稿動画の撮影、ゲーム配信、ライブ配信などに使えるオールインワンシステム「Turret」(ターレット)を6月8日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は49,800円前後(税込)。

Marantz Professionalの配信向けオールインワンシステム「Turret」

配信に使えるオールインワンシステム「Turret」

 最大1080/30p、MPEG-4 AVC/H.264、もしくはMotion JPEGでの撮影が可能なWebカメラと、ポップガード付きUSBコンデンサ・マイク、撮影で使えるLEDリングライト、ヘッドフォンアンプ機能などを一体化している。Windows 7~10以降、Mac OS 10.6以降のパソコンに対応しており、映像配信などで活用できる。

「Turret」

 カメラには、マルチ・ステップ・オートフォーカスや自動明るさ補正機能を搭載。

 14mmのコンデンサ・マイクは、48kHz/16bitでの録音可能。ボイス録音に特化した設計で、感度は-34dB±2dB(0dB=1V/Pa@1kHz)、最大SPLは132dB(THD:0.5% 1kH)、周波数特性は空調や屋外のノイズを拾わないように150Hz~15kHzで設計されている。マイクプリアンプも搭載し、レベルの調整も簡単にできる。

 マイクの手前部分には標準でポップガードを装備。音声の収録の際に発生するポップノイズ(空気ノイズ)を防ぐ。マイクは長さと位置が調整可能なブームアームに設置され、カメラとマイクの位置関係を調整可能。インタビュー形式の撮影の際に、マイクの受け渡しがスムーズに行なえる。

 直径10cmのLEDリングライトには、5600Kの昼白色フィルタ、7000Kのクール・フィルタ、及び3000Kの電球色フィルタを同梱。シーンに合わせて色温度を調整できる。「BRIGHTNESS」ノブで簡単に明るさ調整も可能。

直径10cmのLEDリングライトも装備

 ヘッドフォン出力とボリューム調整、マイクのゲイン設定、マイクのミュート、カメラのON/OFFなど、配信・収録中に必要な機能も装備。リアパネルには、パソコンやスマホ、タブレットと接続するUSB Type-C端子を装備。高品位なヘッドフォンアンプも搭載。正確でクリアな音声が聞き取れ、録音/ストリーミングの際に、遅延を抑えたヘッドフォンモニタリングも可能。

配信向けUSBマイク「Pod Pack 1」も

 6月8日には、同じくMarantz Professionalから、「Pod Pack 1」というマイクも発売される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,980円前後(税込)。

 アナウンサーやYouTuber、ストリーミング配信などで使えるUSBマイクで、サスペンション・ブームスタンドも同梱。「配信やナレーション録りの際に、最適なポジションでマイクを設置できる」という。スタンドはクランプ仕様でデスクに固定できる。

 マイク部は13mmコンデンサー・マイクで、感度は-34dB ± 2dB(0dB=1V/Pa@1kHz)、最大SPLは132dB(@1kHz<1%THD)、周波数特性は20Hz~17kHz。

 USBバスパワーで動作し、外形寸法はマイク部が170×53mm、スタンドが40~70cm。重量は、マイクが270g、スタンドが620g。

「Pod Pack 1」
使用イメージ