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64 Audio、新FXC技術搭載の3ドライバ・ハイブリッドイヤフォン「tia Trió」

 ミックスウェーブは、64 Audioのハイブリッド型ユニバーサルイヤフォン「tia Trió」(ティア トリオ)を5月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は276,700円前後。

64 Audioのユニバーサルイヤフォン「tia Trió」

 tia Fourté(ティア フォルテ)の設計思想を継承しつつ、新技術 「FXC」(Frequency eXtension Chamber)や、「LID」(リニアインピーダンス・デザイン)も搭載したハイブリッドイヤフォン。

 ユニット構成は、低域用に9mmのダイナミック型、中高域用にバランスドアーマチュア(BA)×1、高域用にBAのtia High×1を搭載、合計3ドライバ構成となる。

 新技術のFXCは、筐体内部のダイナミック型ドライバを、より正確に制御するためのチャンバーを設置するもの。内部の空気室のサイズを最適化し、ダイナミック型ドライバの背圧から生まれる空気の流れでドライバーの駆動を制御。ミッドレンジの周波数特性を大幅に向上させ、ボーカルや楽器の音色がより自然に響くようになるという。

 LIDは、ハイレゾ対応のポータブルプレーヤーや、スマートフォン、ポータブルアンプなど、出力インピーダンスが異なるソース機器に接続しても、イヤフォンの音のバランスが影響を受けないように設計する技術。

 BAドライバに、音導管を使わないチューブレス設計の「tia(Tubeless In-ear Audio)テクノロジー」も導入。ドライバからの音を、直接耳に届け、音導管内部で起こる共鳴問題やフィルタ(ダンパー)を使う事による音の減衰問題などを排除している。BAドライバは、大手BAメーカーと共同開発した独自設計。BAの筐体一部を切り開き、密閉されたBAドライバーの筐体設計に内在する共振問題も排除している。

「tia Trió」

 外耳道内の密閉された空間でイヤフォンが生成した空気圧を、モジュールを介して緩和させ、耳の疲労感を抑え、難聴リスクも抑えるという「apexテクノロジー」も採用。音の出口となる音導孔を、1つの大口径音導孔にするシングルボア・デザインも使っている。

 イヤフォンの筐体素材には、堅牢なアルミニウムを使用。ブラッシュド加工を施し、「美しくエレガントなデザイン」に仕上げたという。

 再生周波数特性は5Hz~22kHz。インピーダンスは5.5Ω、感度は104dB。遮音性は-15dB (apex m15 module内蔵)。ケーブル長は約122cmで、着脱可能。