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ソニープレミアムヘッドフォン「MDR-Z7M2」を香港発表。新ドライバなど

 ソニーは9日、香港においてプレミアムヘッドフォン「MDR-Z7M2」を発表した。価格は5,490香港ドル(9日時点レート換算で約77,700円)。MDR-Z7M2以外にも8月10日に開幕するHong Kong Highend AV Showにあわせて、新Signatureシリーズなどのハイエンドヘッドフォン/イヤフォンなどを発表している。

MDR-Z7M2

 2014年発売のMDR-Z7の後継機種となる密閉型ヘッドフォン。新開発の70mm径HDドライバーユニットやアルミコートの液晶ポリマーフィルム振動板、フィボナッチパターンのグリルなどを採用し、音質を全面的に向上した。また、4.4mmバランス接続ケーブルが付属する。

 フラッグシップのMDR-Z1R向けに開発したアルミコート液晶ポリマー振動板の採用により、中高域のカラーレーションを改善。ドーム形状の最適化により中低域をクリアに、中高域を鮮明に表現するという。マグネットもMDR-Z7比で2倍に大型化し、ドライバの駆動力や音楽の明瞭さを向上している。

 ユニットの前に配置するグリルの形状に、MDR-Z1Rで採用したフィボナッチパターンを導入。空気の伝搬を阻害せず、なめらかな超高域特性を実現する。ビートレスポンスコントロールによるエアフローにより低域の特性を改善。ベースサウンドのトランジェントを改善し、正確なリズムを提供するという。

 再生周波数帯域は4Hz~100kHz、感度は98dB/mW、インピーダンスは56Ω。重量は340g。ケーブルは脱着可能で、ステレオミニプラグの3mアンバランスケーブルと4.4mmプラグで1.2mのバランスケーブルが付属。いずれもシルバーコートのOFCを採用し、バランスケーブルはL字プラグを採用する。