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「電車男」がハリウッドでリメイク キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!

フジテレビは、2005年に放送したドラマ「電車男」がハリウッドでリメイクされると発表した。手がけるのはアメリカ・グローバルロードテレビジョン。日本の地上波放送局が制作したドラマが、ハリウッドでリメイクされるのは初という。作品にはフジテレビから、コンテンツ事業室の久保田哲史がプロデューサーの一人として参加する。

左からアミューズ Group USA副社長 ヒロコ・スタンホープ、ヴァーティゴエンターテイメント・エグゼクティブ プロデューサー マイク・コノリー、フジテレビ常務取締役 大多亮、グローバルロードテレビジョン・国際制作事業部長 イーライ・シブリー、フジテレビ・コンテンツ事業室部長職 久保田哲史

電車男は、2004年3月にインターネットの巨大掲示板で生まれたもの。“彼女いない歴=年齢”で、アニメとゲームを愛するオタク男性が、電車の中で酔っ払いに絡まれている女性を、勇気を振り絞って助ける。オタク男性は彼女に一目ぼれしたものの、女性に免疫がなく……。彼女との仲がうまくいくには、 どうすればいいのか悩んだ彼は、“電車男”を名乗り、掲示板に出会いのきっかけや、彼女への思いを書き込み、掲示板の住人達にアドバイスを求め、ついには彼女と結ばれる。

ネットから生まれた純愛物語として話題となり、2004年11月には「電車男」(新潮社 著:中野独人)として書籍化。フジテレビがテレビドラマ化すると、最高視聴率25.5%、全11話の平均視聴率は21.2%を記録。2006年7月には英語訳書籍「Train Man」も発売された。

ハリウッド版の制作スタッフ陣は、制作総指揮にエミー賞も受賞したフィル・ローゼンタール、プロデューサーは、「ディパーテッド」や「ザ・リング」などをプロデュースしたロイ・リー。監督はアダム・シャンクマンが担当する。

ハリウッド・リメイクプロジェクトは、米ロサンゼルスで開催される、Amuse Group USA主催のマッチングイベント「J-CREATION: A FIRST LOOK SHOWCASE」を通じて実現。「J-CREATION」で、日本のIPをリメイクするプロジェクトの第一号となる。なお、プロジェクトはフランス・カンヌで開催中の見本市MIPCOMで発表された。

フジテレビ常務取締役 大多亮

日本独自の“オタク”をコミカルに、しかしながら一人の人間としての成長を真摯に描いたフジテレビの大ヒットドラマ「電車男」が、 ハリウッドというとてつもなく大きい舞台でリメークされるプロジェクトが始動したことを喜ばしく思います。インターネット黎明期の日本で起きた出来事をベースにした本作が、 舞台を現代のネット社会に移すことで、 どんな作品に生まれ変わるのか楽しみにしています

制作総指揮 フィル・ローゼンタール

長年にわたる日本版「電車男」のファンとして、アダムと共に、愛の力、勇気、コミュニティーといった、希望と普遍的なメッセージに満ちたこのドラマを、我々の解釈でお見せできることに胸が高鳴ります。オタクの世界から飛び出そうと奮闘する主人公、そして匿名のネット住民たちの応援は、10年前にドラマを見た頃と変わらず、今でも感動的であり、共感できるものです

監督 アダム・シャンクマン

この素晴らしいチームの一員になれて、心からワクワクしています。フィルは、業界の中で一番面白く、温かい心を持った人です。誰もが抱き、経験してきた希望、夢、成功、失敗に訴えかけるこのプロジェクトに参加できる日を心待ちにしております。『電車男』のコンセプト、彼のオモテとウラの顔、恐怖心と弱点は、音楽を奏でるようなシリーズ化に最適の要素です。ユニークかつ爆発的に人気なこの世界は、独特なストーリーテリングを可能にしてくれる、 豊かな環境です

プロデューサー ロイ・リー

私は長年にわたり、外国語作品のリメークを多数手がけてきました。フジテレビのパートナーとして手がける初めての作品が「電車男」で大変うれしく思います。このプロジェクトを何年にもわたって見守ってきましたが、才能あふれるクリエイターたちを集められた時、ようやく愛すべきこのプロジェクトを市場に出す日が来たのだと確信しました。フィル、アダムのビジョンを形にする手助けができることを楽しみにしております

プロデューサー 久保田哲史(フジテレビ)

「電車男」が、 日本を飛び出し「Train Man」に! ハリウッドのクリエイター達がどのような「Train Man」にしてくるか楽しみであると同時にこの作品に関わっていける事を誇りに思います

「電車男」原作小説関係者コメント :電車男

久しぶりになんかキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!? 僕も楽しみにしています

「電車男」原作小説関係者コメント :中の人(電車男まとめサイト管理人)

電車男を応援していたネット住人は当時“いったい誰が、アレがあんな怪物にまで成長すると予想できただろうか”と語った。ましてや14年の時を経てハリウッドに進出するなど、 微塵も想像しなかったに違いない