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動く実物大ガンダム'20年夏に横浜で公開、ORIGIN TV放送、閃光のハサウェイ劇場版

バンダイナムコグループは、「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」を発表。2020年の夏に、横浜の山下ふ頭において、実物大18メートルのガンダムを動かす事に挑戦する事を明らかにしたほか、機動戦士ガンダム THE ORIGINを13話のTVシリーズに再編集し、2019年4月からNHK総合テレビで放送するなど、映像作品の新展開も発表した。

「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」は2020年の夏に、横浜の山下ふ頭で公開
(C)創通・サンライズ

実物大ガンダムを動かす事に挑戦するという企画「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」は、従来からアナウンスされたが、その取組の成果を2020年の夏に、横浜の山下ふ頭で公開する事が明らかになった。ロボット開発を行なうアスラテックなど、“日本のものづくりの力”も活用しているという。公開企画は、1年あまりに渡って実施する予定。横浜市とも協力、文化教育、観光促進などの視点でも、様々なプログラムを展開していくという。

リーダーで技術監修は早稲田大学 名誉教授の橋本周司氏、中京大学工学部 教授のピトヨ・ハルトノ氏。設計開発スタッフとして、テクニカルディレクターの石井啓範氏、システムディレクターとしてアスラテックの 取締役 チーフロボットクリエーター吉崎航氏らが参加する。

映像作品の展開としては、2014年から2018年にかけて、全6話の劇場イベント上映という形で展開してきた「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」が、13話のTVシリーズとして再編集され、2019年4月からNHK総合テレビで放送。シリーズ化に当たり、SUGIZOによる全OP・ED楽曲プロデュースも決定している。

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」がテレビ放送
(C)創通・サンライズ

さらに、ガンプラをテーマとしたアニメとして人気を集める「ガンダムビルドシリーズ」の新作企画も進行中。2018年に30周年を迎えた「SDガンダムシリーズ」においても、新たに世界中の子供達に向けて、新作を展開することが決定。現在、企画が進行中だという。

「ガンダムビルドシリーズ」の新作企画も進行中
(C)創通・サンライズ

また、富野由悠季監督が手がけた「ガンダム Gのレコンギスタ」に、新作カットを大幅に追加。映像を再編集した劇場版を、2019年に公開予定である事、同じく富野監督が手がけた小説「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」が、劇場版三部作として展開予定である事も明らかになった。

なお、「閃光のハサウェイ」三部作は、新たな宇宙世紀100年の歴史を描いていく「UC NexT 0100」シリーズの第2弾作品と位置づけられている。11月30日より全国ロードショーされる同プロジェクトの第1弾作品「機動戦士ガンダムNT」において、予告トレーラーも公開される。

ガンダム Gのレコンギスタは劇場版に
(C)創通・サンライズ
富野監督が手がけた小説「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」が、劇場版三部作に
(C)創通・サンライズ

コンセプトは「BEYOND」。“作品の枠を超える”キービジュアルも

「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」のコンセプトは、「すべてのものを超えていく」ことを意味する“BEYOND(ビヨンド)”。作品数の増加やファン層の多様化などを背景に、今後も「ガンダムワールド」を拡大していくため、ガンダム個々の作品の枠を超え、国境を越え、世代を越えて、幅広くアプローチしていくという思いが込められている。

「未知のガンダムに出会い、その出会いがまた新たなつながりを生んでメビウスになる」というイメージを表現したロゴも発表。ガンダムシリーズにおいて、印象的な情景である地球から覗く太陽の光をモチーフにしている。

プロジェクトのコンセプトは「BEYOND」
(C)創通・サンライズ

さらに、キービジュアルも披露。コンセプトのBEYONDに基づき、作品の枠を超えた様々なキャラクターが共存する可能性の世界が描かれている。

また、プロジェクトの記念テーマ曲「THE BEYOND」を、LUNA SEA/X JAPANのメンバーであるSUGIZOが制作。同プロジェクトにおいて今後、完成したテーマ曲が披露される予定。

「機動戦士ガンダム」と「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」
(C)創通・サンライズ
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」と「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」
(C)創通・サンライズ
「新機動戦記ガンダムW(ウイング)」と「機動戦士Z(ゼータ)ガンダム」
(C)創通・サンライズ
「ガンダム Gのレコンギスタ」と「機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ジ・オリジン)」
(C)創通・サンライズ