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米Bose、音のARサングラス「Bose Frames」。スマホ見ずに拡張現実

米Boseは、スピーカー付きのサングラスで音楽再生やスマホの情報通知などに利用できる「Bose Frames」の予約受付を開始した。発売は2019年1月の予定。フレームのデザインが異なる「Alto」と「Rondo」の2種類を用意し、価格は各199.95ドル。

Bose Frames Alto

Bluetoothとスピーカーを内蔵したサングラス。世界初という音声を使ったAR(拡張現実)機能「Bose AR」に対応するのが特徴。音をインターフェイスとしたARにより、顔を見下ろさず、ハンズフリーで新たな体験が可能になるという。

スマホアプリBose Connectを介して本体をアップデートすることで、今後登場するという、サードパーティ製のAR機能が利用可能になる。音楽、ゲーム、フィットネス、旅行、コミュニケーションなどの分野での活用を見込んでいる。

右上がBose Frames Alto、左下がBose Frames Rondo
Bose Frames Altoの装着例
Bose Frames Rondoの装着例

BluetoothのプロファイルはA2DP/HFPに対応。小型化したスピーカーをツルの部分の後部に内蔵し、耳へダイレクトに音が届くようにスピーカーを配置。耳を塞がずに音楽や音声案内などを聴ける。防水性能はIPX2のため、ウォータースポーツなどの使用には適さないという。

ツルの部分にマルチファンクションボタンを備え、電源ON/OFFや、着信時の応答/拒否、音楽の再生/一時停止、スマホのSiri/Googleアシスタントの呼び出しに利用できる。

サングラスのレンズ部分は紫外線(UVA/UVB)を99%ブロック。傷に強い加工を施している。ツルのヒンジ部分はステンレススチール製で、ゴールド仕上げ。連続使用時間は使う機能によって異なるが、音楽再生では最大3.5時間、スタンバイは最大12時間。重量は約45g。

ツルの後部にスピーカーを内蔵
マルチファンクションボタン