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4Kチューナ/新レグザエンジンのハイセンス有機ELテレビ。55型23万で“日本基準画質”

ハイセンス ジャパンは、BS4Kチューナーと新開発の映像エンジン「レグザエンジンNEO plus」を搭載した4K有機ELテレビ「E8000」を4月上旬より、4K液晶テレビ「U7E」シリーズを3月中旬より発売する。E8000は55型の1サイズで、U7Eは65型と55型の2サイズをラインナップする。価格は両シリーズともオープンプライス。55型有機ELテレビの「55E8000」は、23万円前後。65型液晶テレビ「65U7E」は18万円前後で、55型「55U7E」は15万円前後。

HISENSE 55E8000

昨年11月に発表した4K液晶テレビ「A6800」シリーズに続き、東芝レグザの映像技術をハイセンスブランドのモデルに投入した4Kテレビシリーズ。E8000はハイセンス初の有機ELモデルであり「ブランド価値を高めるフラッグシップモデル」と位置付ける。

E8000/U7Eシリーズ共に、BS4Kチューナー×1を内蔵し、東芝映像ソリューションとハイセンスが共同で開発した新しい高画質映像エンジン「レグザエンジンNEO plus」を搭載するのが特徴。

E8000とU7Eシリーズの大きな差はディスプレイ方式で、その他の機能はほぼ共通。全録機能「タイムシフトマシン」や「みるコレ」など、レグザ独自の機能は搭載しない。トレンドであるBS4Kチューナーとグレードアップした映像回路は搭載しつつも、基本的な機能と仕様に集中させることで、シンプルかつ価格も抑えた戦略モデルとして展開する。

なお、液晶モデル「U7E」シリーズは、別記事で紹介している。

新開発のレグザエンジンを搭載した4K有機ELを国内初投入

ディスプレイ解像度は、4K/3,840×2,160ドット。新世代の4K有機ELパネル(倍速)で、画素単位で明滅する有機物の自発光により、漆黒の暗部再現と映像の立体感を再現するという。HDR方式はHDR10とHLGに対応。

映像エンジンには2チップ構成の「レグザエンジンNEO plus」を新搭載。既存の「レグザエンジンNEO」との違いについて、ハイセンス開発者は「超解像を始めとした、各種映像処理の精度」と説明。「レグザエンジンNEO plusは、東芝レグザに搭載されているエンジンとは異なるが「エンジン開発だけでなく、E8000やU7Eの最終的な画は、両社の技術チームが確認している」という。

超解像「レゾリューションプラス」の設定画面

新エンジンには、3段階でのアップスケーリング処理と超解像・NRで地デジ番組を高画質化する「地デジ高画質処理plus」や、前後のフレームを参照して適切な超解像とNR処理を施す「BS/CS 4K高画質処理plus」などの映像処理を追加。他にも、適切なフレームを参照してNRを行なう「適応フレーム画質処理」、エリアごとに処理を最適化する「エリア別高画質復元」、HDR再現処理、環境適応型自動画質調整なども用意する。

地デジ高画質処理plus
BS/CS 4K高画質処理plus
適応フレーム画質処理
環境適応型自動画質調整

同社営業部部長の岩内順也氏は「東芝映像ソリューションとハイセンスの共同開発により素晴らしいエンジンが生まれた。これまで様々な有機ELテレビを見てきたが、E8000は格別なモデルであると自負している」と語る。

FPSや格闘ゲームなどに最適な「ゲームモード」を搭載。映像処理をバイパスすることで表示遅延を一段と低減し、ストレスのないゲーム表示を可能とする。スポーツ映像の表示に最適な「スポーツモード」も搭載している。

スタンドにハイセンスロゴを刻印。優雅なフォルムデザインを採用

搭載チューナーは、BS/CS 4K×1と、地上/BS/110度CSデジタル×3。別売のUSB HDDを追加して、2K放送の2番組同時録画が可能。また受信チャンネルに限られるが、4K放送番組を録画することもできる。番組表は見やすく高精細な4K番組表を採用。著作権保護技術のSeeQVaultもサポートする。

インターフェイスは独自の「VIDAA(ヴィダー)」を採用。好みのアプリやチャンネルを自由に編集でき、VODサービスの呼び出しも簡単に行なえる。対応する映像配信サービスは、YouTube/Netflix/TSUTAYA TV/スカパー! オンデマンド/クランクインビデオ/DMM.com/U-NEXT/アクトビラ/ひかりTV 4K/dTV。DAZNは'19年内にアップデート対応を予定する。

アップデート予定のDAZNを含めて、全12種類のVODサービスに対応

10Wのフルレンジスピーカーを2基搭載。サウンドイコライザー「Hi-Sound Pro」や人の声を聞き取りやすくする「Clear Sound」や「Dolby Audio」などのサウンド技術も搭載する。

IEEE 802.11ac/a/b/g/n対応の無線LANを内蔵。音声操作は、GoogleアシスタントとAmazon Alexaに対応。対応するスマートスピーカーやスマートフォンを介し、チャンネル変更や音の調整などが音声で操作できる。

GoogleアシスタントとAmazon Alexaによる音声操作が可能

E8000の筐体デザインはハイセンスのデザインチームが担当したもので、ブランドロゴをヘアライン仕上げのスタンドに“控えめに”刻印。インテリアを邪魔しない優雅なフォルムを実現したという。

ヘアライン仕上げのE8000スタンド。右端にハイセンスロゴが刻印されている

入出力端子は、HDMI入力×4、光デジタル音声出力×1、コンポジット映像入力×1のほか、USB、LAN端子を備える。

消費電力は320Wで、年間消費電力は158kWh。スタンド含む外形寸法は、122.6×27.2×75.4mm(幅×奥行き×高さ)。スタンド含む重量は、22.7kg。

リモコン。Netflix、YouTubeのダイレクトボタンを搭載する

“日本画質基準”を積極的にアピール。日本でシェア10%を目指す

発表会に登壇した同社代表取締役社長の李文麗氏は「昨年導入の4K液晶モデルに続き、東芝レグザの映像エンジンを搭載した高画質4Kテレビを2シリーズ投入する。新製品は、更にグレードアップした高画質エンジンとハイセンスならではのスマートシステムが融合した自信作に仕上がっている。テレビに止まらず、我々は魅力的な白物家電も順次投入する予定だ」と抱負を述べた。

代表取締役社長・李文麗氏

また同社営業部部長の岩内順也氏は「ハイセンスは8年前に日本のテレビ市場に参入以降、ハイスピードに成長をしている」と現在の状況を説明。「今後はレグザエンジンNEO、そしてレグザエンジンNEO plusを主軸に、“日本基準画質”を積極的に推進していく。目標のテレビシェアは10%。新モデルは、高画質に加えてスマートな機能を兼ね備え、日本のお客様に満足してもらえるものと自負している。今後もハイセンスは、日本において無くてはならないメーカーとなり、新しい話題と風を巻き起こすメーカーになる」と語った。

写真左から執行役員副社長・磯辺浩孝氏、代表取締役社長・李文麗氏、営業部部長・岩内順也氏