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好きなイヤフォンを“左右分離ワイヤレス化”、フォステクス「TM2」31日発売

フォステクスカンパニーは、手持ちのMMCX対応イヤフォンなどを左右分離イヤフォン化できる、“次世代完全ワイヤレスイヤフォン”「TM2」を5月31日より発売する。価格はオープンプライスで、直販サイトでの販売価格は30,704円(税込)。「春のヘッドフォン祭 2019」で国内初公開されていたもので、発売日と価格が決まった。

TM2

既報の通り、耳掛け式のフック形状を採用したBluetoothレシーバー部と、そこにMMCX端子で接続するフレキシブル・ショート・ケーブル、6mm径のダイナミック型ドライバを採用したMMCX接続イヤフォンの3パーツで構成。3つを接続した状態で、左右分離ワイヤレスイヤフォンとして使えるだけでなく、イヤフォン部を取り外し、ユーザーが手持ちのMMCXイヤフォンに交換して使うこともできる。

Qualcommの最新SoC「QCC3026」を採用し、Bluetooth 5.0に準拠。コーデックはSBC、AAC、aptXに対応。対応スマートフォンと組み合わせ、右の信号は右のイヤフォンに、左の信号は左のイヤフォンに別々に伝送する「TrueWireless Stereo Plus」(TWS Plus)モードも利用可能。左右間の音切れを抑えて接続安定性を高める。

3パーツから構成

フック部分にはマルチボタン(音楽再生操作/通話操作)と、タッチセンサー(音量調整、早送り操作)を搭載。IPX5の防水性能を備える。同梱のイヤフォン部の再生周波数帯域は10Hz~40kHz(Bluetooth伝送帯域は20Hz〜20kHz)。インピーダンスは16Ω。MEMSマイクを内蔵しており、ハンズフリー通話も可能で、CVCノイズキャンセリングを搭載。

iOS/Android用のTM2専用アプリを用意し、5バンドイコライザーや、外音取り込み機能、音声アシスタント呼び出し機能が使える。

連続再生時間は最大約10時間。充電時間は約1時間30分。左右を親機/子機として使う、従来の接続方式についてもバッテリーの持ちを改善。ロールスワッピング機能に対応し、左右のバッテリー残量に応じて親機/子機を切り替えることでバッテリー消費の偏りを抑えている。重量は片側11g。TM2を収納でき、USB充電に対応する専用クレードル(バッテリー非搭載)が付属する。

フレキシブル・ショート・ケーブルは、製品に付属するMMCX以外にも、別売オプションとしてイヤフォン側の端子がカスタムイヤフォン向けの2ピン端子仕様のケーブル(ET-TM2C2P、直販6,264円)と、FitEar向けの2ピン端子になっているケーブル(ET-TM2F2P、同5,184円)を用意。これらのケーブルに交換する事で、MMCX以外のイヤフォンも左右分離イヤフォン化できる。また、MMCXのフレキシブル・ショート・ケーブル(ET-TM2MMCX、同4,104円)も、6月中旬より単品発売予定。

充電専用クレードルにTM2を収めたところ