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FM東京の不適切な株取引のキッカケとなった、i-dio「TS ONE」9月末で終了

VHF-Low帯を利用した放送サービス「i-dio」のチャンネルの1つである「TS ONE」が、2019年9月30日23時55分で放送を終了する。エフエム東京の子会社である、コンテンツプロバイダーTOKYO SMARTCAST(TS)が手掛けるチャンネル。既報の通り、8月21日には、赤字のTSを連結決算から外す不適切な株取引をしていたという、第三者委員会の調査報告書が発表。エフエム東京が謝罪のコメントを発表していた。

「TS ONE」の公式サイト

TS ONEの放送終了に関して、TSは「リスナーの皆様にはこれまでのご愛顧に心より感謝を申し上げます。何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます」とコメントしている。

i-dioは、地上アナログテレビ放送終了後のVHF-Low帯を利用した放送サービスとして2016年7月から全国で本放送を順次開始。テレビでもラジオでもない新しい放送として、映像・音響・データなどをデジタルデータとして放送。放送波で送信するため、通信とは異なり、輻輳もなく、不特定多数に情報を送れるのが特徴。

2019年4月1日には北海道ブロックでi-dioを開業。これにより、放送エリアは北海道、東北、関東・甲信越、北陸・東海、近畿、中国・四国、九州・沖縄の全国7ブロック全てで開業している。