オーテク、アサダ桜ハウジングのヘッドフォン「ATH-AWAS」

オーディオテクニカは、高い強度と耐久性を持つアサダ桜をハウジングに採用したアラウンドイヤータイプのヘッドフォン「ATH-AWAS」を11月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15万円前後。

「ATH-AWAS」

密閉型ハウジングで53mm径のダイナミック型ユニットを採用。振動板にはDLC(Diamond Like Carbon)コーティングを施している。ハウジングに使っているアサダ桜により、自然な音が楽しめるという。

「ATH-AWAS」

磁気回路には強磁力マグネット、D.A.D.S(Double Air Damping System)構造を採用している。繊細な表現を可能にするという6N-OFCのボビン巻きボイスコイルも搭載。

ケーブルは着脱可能で、A2DCコネクターを採用。3mで標準プラグのケーブルが付属するほか、入力端子はXLR-Mタイプの4ピン仕様で、左右の音の分離感を高めるOFC導体の両出しバランスケーブルも付属する。

筐体には新設計のマグネシウム成型アームを採用。装着感と密閉性を高めている。イヤーパッドとヘッドバンドには耳に馴染みやすい人工皮革を使っている。

出力音圧レベルは99dB/mWで、再生周波数帯域は5Hz～42kHz。インピーダンスは40Ω。ケーブルを省いた重量は395g。

音を聴いてみる

オーディオテクニカのウッドハウジングヘッドフォンではお馴染みとなる、高い強度を持つアサダ桜をハウジングに採用したモデル。

「ATH-AWAS」は、これまでのアサダ桜を使ったモデルと比べても、トランジェントが良く、ハイスピードかつクリアなサウンドが持ち味になっている。

それでいて、クールでソリッドな描写……というわけではなく、ウッドハウジングらしいアサダ桜のやさしい響きも聴き取れる。スピード感と、落ち着いた響きのやわらかさが同居したような、懐かしくも新しいサウンドに進化している。