キヤノン次世代フルサイズミラーレス「EOS R5」開発中。高速連写と8K動画

キヤノンは、CMOSセンサーや映像エンジン、光学などの技術を結集した「EOS Rシステム」の次世代フルサイズミラーレスカメラとして「EOS R5」を開発していると発表した。2020年中の発売を目指している。さらに、計9機種のRFレンズも開発中。「魅力的なカメラ、 レンズをラインアップに加えることでEOS Rシステムを強化していく」としている。

次世代フルサイズミラーレスカメラとして「EOS R5」に、RF24-105mm F4 L IS USMを装着したところ

EOS Rシステムは、レンズ設計の自由度を高める大きなマウント径とショートバックフォーカス、レンズとカメラ間の高速通信システムが特長。次世代フルサイズミラーレスでは、この特長を生かし、さらなる高速連写や8K動画撮影を実現。映像表現の幅を広げることを目指している。

通信機能や操作性・信頼性も高め、ワークフローを効率化。これらの機能により、EOSシリーズの基本コンセプトである「快速・快適・高画質」を高い次元で実現するという。

次世代フルサイズミラーレスの第一弾となる「EOS R5」は、新開発のCMOSにより、電子シャッターで最高約20コマ/秒、メカシャッターで最高約12コマ/秒の連写性能の実現を目指しており、スポーツなど高速で動く被写体にも対応するという。

また、8K動画の撮影が可能となることで、「高精細な静止画の切り出しやより高画質な4K動画に加工でき、映像表現の幅が広がる」とする。

さらに、キヤノン初となるボディ内手ブレ補正機構とRFレンズのレンズ内手ブレ補正機構の双方を協調制御する方式を採用。さらに高性能な手ブレ補正も目指している。

新たにデュアルスロットに対応するほか、2020年4月上旬開始予定のクラウドプラットフォーム「image.canon」に、カメラから画像を自動転送する機能を搭載予定。

「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」

RFレンズは「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」、および、このレンズに装着可能な「エクステンダー RF1.4x」、「エクステンダー RF2x」を開発。これら3機種を含む計9機種のRFレンズを開発中で、2020年中の発売を目指している。

なお、2月27日～3月1日までパシフィコ横浜で開催される「CP+(シーピープラス)」のキヤノンブースにで、開発中の「EOS R5」や「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」とエクステンダー RF1.4x、エクステンダー RF2xを参考出展する。