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VTuberがバーテンダーのカフェ&バーが秋葉原に。“Vテンダー”誕生

VTuberがバーテンダーになる常設型カフェ&バー「Luppet Cafe」(ラペットカフェ)が、3月1日から秋葉原にプレオープンする。これに先駆けて、2月25日よりバーテンダーの登録と来場者のチケット販売を開始。使用ツールや企業・個人の所属に関係なくバーテンダーとしての登録が可能で、売上の50%がバーテンダーに還元されるという。正式オープンは4月1日の予定。

Luppet Cafeのイメージ

クリエイター支援事業を運営する外神田商事が手掛けるもの。Luppet Cafeの住所は、東京都千代田区神田佐久間町1丁目16-1 大橋ビル702。秋葉原駅より徒歩1分。

バーチャルキャラクターがバーテンダーを務めるカフェで、キャラクターが表示され大型ディスプレイの前に座り、会話やお酒などが楽しめる。ただし、このバーチャルバーテンダー(通称Vテンダー)と会話するには、抽選のチケットを購入する必要がある。

予約制となっているため、来店前に会話したいVテンダーや、店に行きたい日程や、会話の時間枠を選び、チケットを購入。当選した枠×希望数の金額を支払うシステムとなっている。詳細は公式サイトを参照の事。

「VTuberやVR SNSで活動するバーチャル住人の方々が、収益源の多くを特定の動画配信プラットフォームに依存している現状を鑑み、新しい収益獲得手段を提供することで収益源を多角化し、持続可能な活動の支援を行なうことを目的とした」という、常設型飲食店。チケット代金と出勤中に発生した店舗売上の50%がバーテンダーに還元される。

配信ソフトの「OBS Studio」と、Luppet Cafeに特化した専用のプラグインを導入。3D・2D・スマートフォンのVTuberアプリなどのツールに関係なく、あらゆる活動形態のバーチャル住人がバーテンダーとして登録できるという。バーテンダー側は、音声通話アプリのDiscordを使用し、映像と音声を店舗に配信するため、自宅にいながらバーテンダーとして出勤できる。

バーテンダーは特定のプロダクションや企業に所属している必要はなく、動画配信プラットフォームのチャンネル登録者数による制限なども無い。店内にはLEDの間接照明システムが導入され、 バーテンダーのイメージカラーに合わせて店内の配色を変更することも可能。

Luppet Cafeは、イラストコミッションサービス「Skeb」やクリエイター向け確定申告パッケージ「ドージン・ドット・タックス」を運営する外神田商事がプロデュースと窓口を担当。3D VTuber向けトラッキングシステム「Luppet」を開発・販売するラペットテクノロジーズが技術監修、 東京クリプトキャピタルが実店舗の運営を担当する3社合同の事業となる。