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ヤマハ、約1.6万円の小型軽量アクティブモニタースピーカー

「MSP3A」の使用イメージ

ヤマハは、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、小規模なプライベートスタジオに最適というコンパクトサイズのパワードモニタースピーカー「MSP3A」を2月に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は16,000円前後。

リファレンスモニターである「MSPシリーズ」のコンパクトサイズな製品で、前モデル「MSP3」の4.4kgから、3.6kgへと大幅に軽量化。可搬性がより高くなり、設置場所の変更も容易にできるとする。小規模なプライベートスタジオやポストプロダクション、電子楽器のモニターやサラウンドシステム用としても使用を想定している。

外形寸法は、144×166×236mm(幅×奥行き×高さ)で、3.6kg。非防磁設計。

【訂正】記事初出時、メーカーのプレスリリースをもとに“防磁設計”と記載しておりましたが、発表に誤りがあり、非防磁設計でした。記事を訂正します。(1月13日11時)

ユニットは10cm径ウーファーと、2.2cm径ツイーター。スピーカーの特性に最適化された22Wのパワーアンプを内蔵する。音質面では、「コンパクトながらMSPシリーズの高品位なリファレンスサウンドを忠実に継承」しているという。消費電力は30W

2ウェイのブックシェルフで、エンクロージャーはバスレフ仕様。ポートには独自技術「ツイステッドフレアポート」を採用。ポートの入口から出口に向かってその広がり方を変化させ、“ひねり”を加えることでノイズの原因となっていたポート両端での気流の乱れを抑え、クリアで忠実な低域再生を実現する。

再生周波数帯域は67Hz~22kHz(-10dB)。クロスオーバー周波数は4kHz。最大音圧レベルは99dB SPL(1m)。

入力端子は、プロ用音響機器やミキサーの+4dB出力をダイレクトに接続できるXLR/TRSフォーン端子に加え、アナログRCAも搭載。トーンコントロール機能も備え、設置場所や部屋鳴りなどのモニター環境に合わせて音質を調整できる。

本体底面にM5ネジ穴(60mmピッチ)を備えており、別売のブラケットと組み合わせることで、天井に吊ったり壁面への設置も可能。別売のマイクスタンドアダプター「BMS-10A」を使えば、一般的なマイクスタンドに設置することもできる。