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ソニー、手首の動きで楽器にエフェクトをかける「MOTION SONIC」

「MOTION SONIC」のデバイス

ソニーは、手首や手の甲に装着するウェアラブルモーションセンサーとアプリを組み合わせて、体の動きで電子楽器にエフェクトをかけられる「MOTION SONIC」について、米国のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」にてプロジェクトを開始した。価格は先着400名のプランが23,900円、通常プランの27,200円。期間は6月27日まで。製品の発送は2022年3月以降。

小型のウェアラブルモーションセンサーを手首や手の甲に装着し、手の動きに応じてエレキギター、電子キーボード、DJ用ミキサーなどの電子楽器の演奏中にエフェクトがかけられる、楽器演奏者向けのデバイス。

コンセプトは「体の動きで音を操るエフェクター」で、楽器を演奏しながら手をゆらすとピッチが揺れる、手を振るとフィルターがかかる、手を上げるとディレイがかかるなど、予め設定しておいた動作とエフェクトの組み合わせで直感的に操作できる。

SONY - MOTION SONIC 2021

楽器やスピーカーを接続したオーディオインターフェイスに、専用アプリをインストールしたスマホを接続することで利用できる。アプリはiOSのみ対応のため、オーディオインターフェイスもiOSデバイスに対応したものを用意する必要がある。

モーションセンサーとアプリはBluetoothで接続。モーションのデータのみをBluetoothでやりとりし、スマホとオーディオインターフェイスは有線で接続するため、体感的に遅延は感じないという。

手首をひねる、振る、上げるなどといった5種類の動作と8つのエフェクトが自由に組み合わせられる。楽器からのオーディオ入力に対してエフェクトをかけるため、ほかのエフェクターと組み合わせて利用することも可能。なお、エフェクトの種類については、ユーザーからのフィードバックによっては、今後のアップデートで追加も検討するとしている。

手の甲へ装着できるバンドと、手首に装着できるバンドの2種類のバンドを同梱。演奏する楽器や使いたいモーションに合わせて装着する位置を変えられる。例えば、エレキギターを演奏する場合では、あえて手の甲に装着して弾く動作に合わせて常時エフェクトをかけたり、手首に装着して狙ったタイミングでエフェクトをかけたりといった使い方ができる。

付属品

センサーを搭載したコアデバイスにはLEDを搭載。アプリで好みの色を設定して点灯できる。

連続駆動時間はLED点灯なしで6時間、LED点灯の状態では2.5時間。充電端子はUSB-Cで、充電用USB-Cケーブルが付属する。

MOTION SONIC - Keyboard demo
MOTION SONIC - Guitar Demo
MOTION SONIC - DJ Demo