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アドビ、Premiere ProがApple M1ネイティブ対応

アドビは、Premiere Proにおいて、ベータ版にて公開していたApple M1チップネイティブ対応版を製品化すると発表。近日公開する。公開に先駆け、インテルベースのMacとM1ベースのMacを使用した動作の比較検証を実施し、そのベンチマーク結果を公開した。

動作の比較検証はフランスのコンサルティング企業Pfeiffer Reportが実施。2TBのSSDハードドライブを搭載した同等の13インチMacBook Pro2台を用いて行なわれた。M1チップ搭載Macは、8コアのCPUとGPUを備えたApple M1チップセットと16GBのユニファイドメモリを搭載。IntelベースのMacは2.3 GHzのクアッドコアCPUと16GBのオンボードメモリーを搭載している。

使用されたデータは、25、50、100pのXAVC 4Kメディア、およびXAVC S-I 4K 50p、ProRes 422、iPhone 12(HEIC)の4K映像。

読み込み、再生、書き出しにおいて顕著な改善が見られたとする。例えば、XAVC Sの4K映像の読み込みは187%、ProRes 422へのエンコードは129%高速化。iPhoneの4K映像(60fps)のような負荷の高い高圧縮フォーマットでも、Premiere Proのタイムライン上でスムーズに再生できる。

そのほか、起動は50%、プロジェクトを開く処理が77%、プロジェクトの保存が168%、グラデーションワイプエフェクトが90%、レンズフレアエフェクトが66%でそれぞれ高速化している。

Adobe SenseiのAIとML機能をApple Neural Engine用に最適化したことで、Adobe Senseiを搭載した機能はさらに高速化を実現。「シーン編集の検出」機能では、M1搭載MacがインテルベースのMacと比較して430%高速化したとする。

また、Premiere Proの設計をM1チップのユニファイドメモリに合わせて調整することで、アプリケーション全体の効率が向上し、アドビ社内のテストではバッテリー駆動時間も大幅に長くなったとしている。