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シャープ、低映り込みな4K有機ELアクオス「DQ2」。55型約25万円から

「DQ2」シリーズ

シャープは、AQUOS OLEDの新製品として、低映り込み有機ELパネルを採用した「DQ2」シリーズを18日より発売する。55型(4T-C55DQ2)と、65型(4T-C65DQ2)の2サイズを用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55型が25.3万円前後、65型が40.7万円前後。

Android TVを採用した、4K有機ELアクオスの新シリーズ。今年5月に発売した「DQ1」シリーズとの違いは、有機ELパネルの表面処理。DQ2では、照明や外光の映り込みを低減しながら、深い黒と鮮やかな色彩を両立させるという低映り込み有機ELパネルを採用している。その他の基本的な機能や仕様は変わらない。

動きの速い映像も残像感を抑え、クリアに表示する倍速対応の4K/3,840×2,160ドット有機ELパネルを採用。

映像エンジンは、8Kテレビ開発で培った高精細化処理技術を応用した、新開発の「Medalist S2」。高性能なアップコンバートや色域拡張、高コントラスト化などを実現している。動きのボヤケを低減し、スポーツを臨場感豊かに楽しめる「4Kスポーツビュー」も搭載する。

DQ1シリーズと同様、有機ELパネルの性能を最大限に引き出すという新開発の制御技術「Sparking Drive」も採用しており、漆黒から煌めきまでの明暗を豊かに表現し、深みのある映像を表示可能。HDR規格はHDR10とHLG、Dolby Visionをサポートする。

搭載するサウンドシステムは「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」。独自設計のスピーカーネットのないリフレクター構造により、テレビ筐体の薄型化と高音質化を両立。大容量・薄型スピーカーBOXの音声を効率的に画面前方に導く仕様とした。

また、ネオジウムマグネット採用のツイーターを前向きに配置することで、クリアで伸びやかな高域を再生するとともに、人の声などの聴き取りやすさを高めている。スピーカー構成と総合出力は、ツイーター×2、フルレンジ×4の計50W出力。音楽ライブモードや、音響補正技術「Eilex PRISM」も搭載する。

Android TV対応で、NetflixやAmazon Prime Videoといった動画サービスなど、多彩なアプリが利用可能。Chromecast Built-inにも対応し、スマートフォンで撮影した写真なども手軽に大画面のテレビで楽しめる。

リモコンには、マイクも内蔵しており、音声検索も可能。またNetflix、Prime Video、U-NEXT、hulu、ABEMA、Paravi、YouTubeのダイレクトボタンを備える。またエンタメ・生活情報を提供する独自アプリ「ココロビジョン」も楽しめる。

搭載チューナーは、BS/CS 4K×2基と、地上/BS/110度CS×3基。HDMI入力は4系統で、うち入力3/4のみ4K120p入力に対応する。左右計約30度に調整できる回転式スタンドを採用。

消費電力は、55型が約343W、65型が約450W。年間消費電力は、55型が約150kWh/年、65型が約190kWh/年。

スタンドを含む外形寸法/重量は、55型が122.8×26.3×77.1cm(幅×奥行き×高さ)/約26.5kg、65型が144.9×26.3×89.6cm(同)/約34kg。