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ag、finalのASMR専用イヤフォンを完全ワイヤレス化。11月発売

「COTSUBU for ASMR」

finalは、agブランドより、世界初とするASMR専用の完全ワイヤレスイヤフォン「COTSUBU for ASMR」を11月に発売する。価格は未定。finalブランドのASMR/バイノーラル録音専用有線イヤフォン「E500」の音質を更に進化させて完全ワイヤレスイヤフォン化した。

従来のイヤフォンやヘッドフォンでは、ASMRやバイノーラル録音でつくられた音源を聴くと、高音域に独特の違和感が生じるとし、2019年8月にfinalの研究開発チームは新たなアプローチにより、制作者の意図通りの音色・空間イメージ・音の方向感を感じることのできるE500を発表。

その後、制作者や出演者の声や息づかいはもちろんのこと、マイクとの距離、どちらから語りかけられているかが感覚的に分かってしまうその生々しさからSNSを中心に「えっちなイヤホン」として人気を集め、ASMRコンテンツの制作現場や3Dゲームの製作現場でもサウンドチェック用のモニターイヤフォンとしても使用されており、ASMRファンの間でも定番のイヤフォンとして愛用されているとする。

一方でE500をワイヤレス化して欲しいという要望が、当初から多数あったという。しかしながらE500のサウンドを完全ワイヤレス化するためには、ドライバーの細かい制御が必要となり、完全ワイヤレスイヤフォンでは基板やバッテリーも本体内に収めることから、ドライバーの制御に必要な空間を十分に確保できず、製品化は容易ではなかったとしている。

今回、新たなドライバーを開発。また、これまで開発してきたイヤフォン・ヘッドフォンの音質チューニングのノウハウを活かすことで、E500をより進化させたASMR専用の完全ワイヤレスイヤフォンを製品化。完全ワイヤレス化することにより、「ケーブルの煩わしさから解放され、コンテンツへのより深い没入感を体感できる」とする。

発売に向けてFMラジオ局J-WAVE(81.3FM)の番組「JUMP OVER」にて、COTSUBU for ASMRで体感するバイノーラルラジオドラマCM制作企画が進行中。公開は11月で、ナビゲーターを務める松居大悟と一緒にオリジナルのラジオCMを作り上げるプロジェクトとなっている。

コロナ禍の困難な時代のなかで、会いたくても会えない、行きたくても行けないときに「想いが伝わる」ASMRイヤフォンとして、番組内ではリスナーから様々な企画アイデアを番組メールアドレスにて募集している。JUMP OVERの放送時間は毎週水曜日26時から27時。