アイ・オー、本体メモリに録画可能なUSBワンセグチューナ

-ミニノート向けにソフト内蔵。拡大時に画質補正


GV-SC400

3月中旬発売

標準価格:11,130円



 株式会社アイ・オー・データ機器は、ミニノートPC向けのUSBワンセグチューナ「GV-SC400」を3月中旬に発売する。価格は11,130円。対応OSはWindows XP/Vistaで、64bit版には非対応。

 同社のUSBワンセグ「SEG CLIP」(セグクリップ)の新製品。Windowsの標準ドライバで自動認識され、視聴/録画ソフトが本体内から自動起動するため、「インストール不要、挿すだけでテレビを楽しめる“スマートワンセグ”。ミニノートPCでワンセグを楽しめることにこだわった」としている。動作環境として、CPUはIntel Atom 1GHz以上、解像度は800×600ドット以上をサポートする。

 本体に4GBメモリを内蔵し、録画番組を20時間分まで保存できることも特徴。録画したPC以外でも番組を視聴可能となっている。また、録画先としてPCのHDDを選ぶこともできる。USBマスストレージクラスにも対応するほか、誤ってフォーマットした場合でもソフトを復旧できるツールも搭載する。

 ワンセグのEPGやデータ放送などが利用可能。EPGからの予約録画も行なえる。録画したデータはmicroSDカードまたはメモリースティック PRO デュオにダビング/ムーブが可能。microSDへのダビングには対応するカードリーダー/ライターを使用し、メモリースティック PRO デュオへはUSB接続したPSPを介してダビングできる。また、本体メモリからPCのHDDへのダビングも可能。

USB端子部のキャップは、PC接続時は背面に装着できる

 ワンセグの高画質化機能として、拡大表示した際に輪郭を強調する補正機能「くっきりモーション」を搭載。補正の度合いは3段階から選択できる。また、通常は15コマ/秒のワンセグ映像を、2倍の30コマにフレーム補間する「なめらかモーション」も採用し、動画ブレの抑制を図っている。画質モードとして、なめらかさを優先する「スポーツモード」、画質優先の「きれいモード」、動きと画質のバランスを最適化させる「ドラマモード」の3種類を用意する。

 本体にブースター回路とダブルノイズフィルタを内蔵。アンテナは、ロッドアンテナと、3mケーブル付きの自立式アンテナが付属するほか、F型コネクタ変換ケーブルも同梱する。そのほか、ノイズ対策としてPC本体から離して設置できるように1mのUSB延長ケーブルも付属。

 ソフトが待機状態になった際に消費電力を下げる「ECOモード」も採用。待機中の消費電流を約65%削減するという。外形寸法は20.5×56.8×11.5mm(幅×奥行き×高さ)、ロッドアンテナを含む重量は約17g。


(2009年 2月 25日)

[AV Watch編集部 中林暁]