三洋、待機電力0.4Wのモバイル液晶プロジェクタ

-自動セットアップ機能搭載の2モデル


LP-XW250/200。外観は共通

7月21日発売

標準価格:オープンプライス


 三洋電機株式会社は、待機電力を0.4Wまで低減したモバイル液晶プロジェクタ2機種を7月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「LP-XW250」が9万円前後、「LP-XW200」が8万円前後の見込み。

 いずれも、0.55型/1,024×768ドットのパネルを搭載する液晶プロジェクタ。特徴は、待機時の消費電力を従来の約1/5という0.4Wまで低減したこと。台形補正や入力設定などを自動で行なう「“ら・く・ら・く”セットアップ」も搭載し、初心者でも簡単に使えるとしている。

 輝度はXW250が2,600ルーメン、XW200が2,200ルーメンで、それ以外の仕様は両モデルほぼ共通。コントラストは500:1、光源は220Wランプ。レンズは光学1.2倍ズーム(F2.0~2.15)で、マニュアルズーム/フォーカス。

 40~300型までの投写が可能で、投写距離は1.3~11.8m。Ethernetを備え、PCからLAN経由での制御も行なえる。そのほか、経過時間を表示できる「プレゼンタイマー機能」や画面を一時停止する「フリーズ機能」、色の付いた壁に投写できる「カラーボードモード」が利用できる。

背面端子部

 映像入力はアナログRGB(D-Sub 15ピン)とコンポジット。コンポーネント/S映像入力には別売の変換ケーブルで対応する。モニター出力(入力と排他)や、ステレオミニの音声入出力も装備する。そのほか、RS-232Cのコントロール端子も搭載。

 出力1Wのモノラルスピーカーを内蔵。スピーカーユニットは2.8cm径。消費電力は、XW250が213W/273W/296W(ランプモードエコ/ノーマル/ハイ)で、XW200が212W/239W/272W(同)。

 外形寸法は共通で、333.5×247×85.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.5kg。リモコンが付属する。



(2009年 6月 2日)

[AV Watch編集部 中林暁]