「iPhone 3G」のワンセグが録画機能とOS 3.0に対応

-録画番組は「TV&バッテリー」無しで再生可能


アップデート内容の一覧

6月23日公開

 

 ソフトバンクモバイル株式会社は23日、携帯電話「iPhone 3G」でのワンセグ放送視聴と充電が可能な周辺機器「TV&バッテリー」の専用ソフト「テレビ」をバージョン1.30にアップデート。新たにワンセグの録画機能をサポートした。また、6月18日に公開されたiPhone OS 3.0にも対応。起動時にクラッシュする不具合が修正された。なお、「TV&バッテリー」自体はiPhone OS 2.1以降に対応している。

 アップデートすると、ワンセグ表示画面の操作バー右側に録画用ボタンが登場。押すことで、現在視聴している番組が録画できる。録画済番組は自動的に録画リストに保存され、再生したり、削除することが可能。なお、再生時は「TV&バッテリー」に無線LAN接続する必要が無いため、iPhone 3Gさえあれば、どこでも再生できる。また、録画番組は動画/音声再生機能「iPod」内には表示されず、「TV&バッテリー」の専用アプリ「テレビ」から再生する形になる。

視聴画面。右上にあるのが録画ボタン。右下の黄色いマークは空きメモリ容量不足のアラート録画しているところ

 予約録画には非対応。再生時にはシークバーを使った早送り/巻き戻しも可能。また、「最大録画時間設定」ができ、録画中番組の終了時刻まで録画する「番組の終わりまで」と、2時間、4時間、6時間の時間制限、そしてiPhone 3Gの容量一杯まで録画を継続する「制限しない」が選択できる。

 ほかにも、iPhone 3G本体の空きメモリ容量が少なくなった場合にアラートを表示する機能も備えている。

 また、iPhone OS 3.0を適用したiPhone 3Gを用いて、編集部でBluetooth機能をテストしたところ、リアルタイム視聴&録画済番組再生のどちらでも、Bluetoothスピーカーからワンセグの音声を出力できた。よって、iPhone 3GはワンセグのBluetooth出力に必要な著作権保護「SCMS-T方式」をサポートしているものと思われる。

録画済番組を表示する録画リスト画面録画リストには、TV&バッテリーに接続していなくてもアクセスできる最大録画時間設定で、どのように録画を停止させるかを決める

空きメモリ容量不足の警告画面編集部でテストしたところ、リアルタイム&録画済番組再生のどちらでもBluetoothスピーカーから音を出すことができた



(2009年 6月 23日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]