RIAJ、WinMXで音楽を違法アップロードしていた2名と和解

-賠償金100万円など。警告後も800ファイル以上アップロード


9月29日発表


 日本レコード協会(RIAJ)は29日、会員レコード会社23社の音源が、ファイル共有ソフト「WinMX」を利用してインターネット上で違法アップロードされていた問題について、アップロードを行なっていた2名との間で損害賠償の支払いなどで和解したと発表した。

 これは、3月に会員レコード会社が、再三の警告にも関わらず、音楽ファイルを大量に違法アップロードしていた4名の氏名、住所などの開示請求をISP 2社に対して行ない、情報開示を受けた2名と協議した結果、今後二度と同様の権利侵害をしない旨の誓約書の提出と、各々約100万円の損害賠償金を支払うことで合意したもの。

 RIAJは「WinMXを利用して音楽ファイルを違法にアップロードしている者に対し、2004年3月から現在までに1,220万通を超える警告を行なっているが、本件は、これまでに繰り返し警告を受けながら800を超える大量の違法な音楽ファイルをアップロードしていた極めて悪質性の高い事案」としている。



(2009年 9月 29日)

[AV Watch編集部 中林暁]