SCE、「PSP go」でのUMDソフト対応を見送り

-権利処理等が問題。キャンペーンやPSN充実で対応


11月1日発売

PSP go
 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、11月1日に26,800円で国内発売するPSP(プレイステーション・ポータブル)の新ラインナップ「PSP go」(PSP-N1000)について、UMDタイトルをPSP goでも遊べるようにするプログラム(施策)の導入を見送ることを明らかにした。

 PSP goは、従来のPSPからUMDドライブを省いて小型/軽量化を図ったモデルで、16GBの内蔵メモリを搭載。PlayStationNetwork(PSN)を通じてゲームなどをダウンロード/インストールする使用スタイルを提案している。

 一方で、UMDドライブを装備していないため、既に従来のPSPとUMDソフトを持っているユーザーが同じゲームをプレイするためには、PSNから改めて同じゲームをダウンロード購入しなければならないという問題が生じる。これについてSCEでは、これまで「(PSP goでUMDソフトをプレイするための施策を)検討する」としていた。

 しかし、「権利処理等の問題もあり、お手持ちのUMDタイトルをPSPgoでも遊べるようにするプログラム(施策)の導入は見送ることになった」という。

 SCEでは既報の通り、「PSP go」の発売に合わせて、購入者を対象に14タイトルのゲームの中から、好きなタイトルを1つ無料でダウンロードできる「PSP goスタートキャンペーン」を11月1日から実施。PSNストアには既に約450タイトル以上のラインナップを用意しており、今後も順次拡充予定。ゲームだけでなくコミックや動画なども含め、こうしたPSNのコンテンツ充実により、PSP goの魅力や利便性を高めていくことになる。


(2009年 10月 5日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]