東芝、CELL REGZA「55X1」を12月10日発売

-アクトビラやひかりTVにも超解像処理を追加


CELLレグザ 55X1

12月10日発売

標準価格:オープンプライス


 株式会社東芝は、メディアプロセッサ“CELL”を搭載した液晶テレビ「REGZA(レグザ)」のフラッグシップモデル「CELLレグザ 55X1」の発売日を12月10日に決定した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は100万円前後の見込み。

 また、「アクトビラ ビデオ・フル」と「テレビ版Yahoo! JAPAN」、「ひかりTV」などのブロードバンドサービスについては、2010年2月にソフトウェアのバージョンアップにより対応することもあわせて発表した。

 10月の製品発表時には、アクトビラとYahoo!については発売時に、ひかりTVは2010年1月にアップデートで対応予定としていた。しかし、これらのブロードバンドサービスについても「ネット超解像技術」を適応可能にするなどの機能強化を図り、2月にアップデートで対応することとした。このネット超解像を利用することで、ネット映像特有の圧縮ノイズを検出/分離/補正し、大画面にあわせたクリアな映像を楽しめるという。

 55X1は、PlayStation 3にも搭載しているメディアプロセッサの「Cell Broadband Engine」を搭載した液晶テレビで、同社のREGZAシリーズ最上位モデル。アルミボディのディスプレイ部と、メディア処理回路や Cell、11系統の地上デジタルチューナ、3系統のBS/110度CSデジタルチューナ、1系統の地上アナログチューナ、3TB HDD搭載したチューナ部から構成される。

 ディスプレイ部は55型/1,920×1,080ドットで、LEDバックライトを採用。CELLの処理能力を活かした新超解像技術や色超解像、自社開発のLEDバックライトアレイやエリア制御技術の採用などで、ダイナミックコントラスト500万:1というハイコントラストを実現するなど、画質を徹底的に追求している。

 さらに、専用設計のデジタルアンプ/オーディオシステムや、8番組の“マルチ”表示、大容量HDDに地デジ全チャンネルを録画する“タイムシフトマシン”録画など、Cellや豊富なハードウェア資産を使った新機能を多数搭載している。

55X1。ディスプレイとチューナのセパレート式55X1のディスプレイ部チューナ部

(2009年 12月 7日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]