クリエイティブ、「X-Fi Go!」の一部にウイルス混入

-内蔵メモリに混入。10月1日以降に出荷された物


12月8日発表

Sound Blaster X-Fi Go!(SB-XFI-GO)
 クリエイティブメディア株式会社は8日、1GBのフラッシュメモリを内蔵したUSBオーディオユニット「Sound Blaster X-Fi Go!」(SB-XFI-GO)の一部に、ワーム型、およびトロイの木馬型ウイルスが混入している可能性があると発表した。可能性があるのは、2009年10月1日以降に国内出荷された約3,380台(12月7日時点)。

 シリアルナンバーは「YDSB1100930000001」~「YDSB1100947001000」までの一部。ナンバーが「M」からスタートするものは全て対象外だという。シリアルは製品パッケージ底面のバーコード上、または付属のクイックスタートガイド上に記載されている。

 同社では、購入した「X-Fi Go!」が対象製品か否かのチェック方法や、対策の手順、ウイルス対策ソフトの案内などを記載したサポートページを用意。専用の相談窓口も設置して対応する。窓口は以下の通り。


 □対応窓口
 【重要なお知らせページ】

 http://jp.creative.com/corporate/pressroom/releases/welcome.asp?pid=13129
 【X-Fi Go!お問い合わせ窓口】
 Tel.0120-321-230(フリーダイヤル/携帯電話・PHS可)
  受付時間:平日9:30~20:00

 ウイルスは2種類あり「Ravmon.exe」(マカフィーによる呼称:W32/DKR.worm、トレンドマイクロによる呼称:WORM_RJUMP.AI)。「Boot.exe」(マカフィーによる呼称:W32/Almanahe.c、トレンドマイクロによる呼称:TROJ_CORELINK.D)。PCに接続されたHDDなどのストレージデバイスに自身をコピーし、特定サイトへ接続し、感染したPCの情報送信や他の悪質なソフトウェアのダウンロードを行なう可能性があるという。数年前に確認されたウイルスで、既に各社のウイルス対策ソフトでは対応済みだという。

 ウイルス混入は、Sound Blaster製品全般を製造している契約工場内の、特定ロットでのみ発生した障害で、他の製品には影響が無いという。また、問題のあるシステムは既に修復されており、同工場で今後製造されるX-Fi Go!に関しては問題が修正されているという。


(2009年 12月 8日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]