新OVA「機動戦士ガンダムUC」、PSN配信の価格発表

-HD 1,000円、SD 700円で72時間再生。PS3/PSP向け


機動戦士ガンダムUC
(c)創通・サンライズ

2010年2月20日配信開始

視聴料(72時間再生):
 HD画質 1,000円
 SD画質 700円

 株式会社バンダイチャンネルは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がPlayStation NetworkのPlayStation Storeで実施している映像配信サービスにおいて、2010年2月20日から、ガンダムシリーズの最新OVA「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の配信を開始する。再生開始から72時間視聴できるダウンロードレンタル方式で、HD画質の価格が1,000円、SD画質が700円となっている。

BD版第1巻のジャケット
(c)創通・サンライズ
 既報の通り、「機動戦士ガンダムUC」は、バンダイビジュアルから2010年3月12日に第1巻のBlu-ray(BCXA-0223/5,040円 )と、DVD(BCBA-3772/3,990円)が発売される。それに先立ち、2月20日から、PlayStation StoreでPlayStaion 3、プレイステーション・ポータブル(PSP)向けに、ネットワーク配信が行なわれる事は発表されていたが、今回、価格などの詳細が発表された。

 配信対象はPS3とPSPで、第1話(本編約60分)を配信。2話以降の配信開始日は、順次公式サイトで発表されるという。ダウンロードレンタル方式で、購入後30日間は機器に保有できるが、一度再生、もしくはPSPに転送すると、そこから72時間のみ再生できる。


 なお、配信開始の2月20日には、全国5大都市(東京:新宿ピカデリー/大阪:なんばパークスシネマ/名古屋:ミッドランドスクエアシネマ/札幌:札幌シネマフロンティア/福岡:福岡中州大洋)にて、限定2週間のイベント上映「プレミアレビュー」が実施される。上映期間中、各劇場内ではプレミアレビュー鑑賞者限定でBD版の第1巻が先行販売される。詳細は1月20日から公式サイトで告知予定。

関連する過去のガンダムシリーズの配信も順次開始されている
 なお、バンダイチャンネルでは今回の配信を記念し、現在PlayStation Storeで配信している、過去のガンダムシリーズも順次拡充。新作の世界観と繋がる、テレビシリーズ「機動戦士ガンダム」、「機動戦士Zガンダム」や、劇場版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」など、様々な作品を提供するという。



■ 機動戦士ガンダムUC

 「亡国のイージス」などで知られる作家・福井晴敏が手掛けた小説を原作としており、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から3年後の世界を描く、ファン待望の「宇宙世紀」新章となっている。 OVAは全6巻構成。

 時はU.C.0096。「シャアの反乱」から3年。ジオン共和国の自治権放棄を数年後に控え、一年戦争から続く戦乱の世は、表面上には平穏を取り戻しているかのように見えた。

 工業コロニー「インダストリアル7」に住む少年バナージ・リンクスは、ある日、オードリー・バーンと名乗る謎の少女と出会う。ビスト財団とネオ・ジオン残党組織「袖付き」による「ラプラスの箱」取引を止めようと、単身行動を起こしたという彼女に対し、協力するバナージ。だが、同じく取引を阻止しようと乗り込んだ地球連邦軍と袖付きとの戦闘で、コロニーは戦場と化してしまう。

 オードリーを探して戦火の中を走り抜けるバナージは、「ラプラスの箱」の鍵となる、純白のモビルスーツ・ユニコーンガンダムと運命的な出会いを果たす。「ラプラスの箱」とは何か、それが抱く秘密とは何か……。宇宙世紀100年の呪いが解かれようとしていた。

 原案は矢立肇・富野由悠季。監督は古橋一浩。脚本はむとうやすゆき。キャラクターデザイン原案は安彦良和。アニメーションキャラクターデザインは高橋久美子。モビルスーツ原案は大河原邦男。メカニカルデザインはカトキハジメ・佐山善則・石垣純哉・玄馬宣彦。声の出演は内山昂輝、藤村歩、下野紘、戸松遥、甲斐田裕子ほか。


(2009年 12月 15日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]