【CES】米Eye-fi、8GBで“Endless Memory”の新カード

-149ドル。ジオタグ機能やアドホックも。日本では今春に


Eye-fi Pro X2の展示コーナー

会期:1月7日~1月10日(現地時間)

会場:Las Vegas Convention Center
   Las Vegas Hilton
   The Venetian


 米Eye-Fiは、無線LAN内蔵SDカードの「Eye-Fi」新モデルとして、容量8GBでClass6対応のSDHCモデル「Eye-fi Pro X2」を2月に発売する。価格は149ドル。日本では2010年春に発売するという。

 SD/SDHCカード内に無線LANチップを内蔵し、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどで撮影した動画/静止画をカメラに収めたまま、ワイヤレスでパソコンや共有サイトなどにアップロードできるEye-Fiの最上位モデル。

 容量を従来の最大モデルの2倍となる8GBに強化したほか、スピードクラスはClass6(6MB/s)に向上。さらに、無線LANは従来のIEEE 802.11b/gに加え11nにも対応した。

 新機能として、撮影後にアップロードした動画または静止画を自動でカード内から削除することにより、カメラを使ってファイルを消す操作を省くことができる「Endless Memory」に対応。この機能はON/OFFできる。

 また、撮影を行なった場所を地図上に記録できる「Geotagging」にも対応。アクセスポイントの基地局からの位置情報を得て記録する。なお、米国向け製品には、同機能を持つ4GBモデル「Eye-fi Explore Video」が既に発売されていたが、日本では地図記録の精度の問題で発売されていなかったという。米国向け製品では、ジオタグサービスは年間14.99ドルで提供している。

Eye-fi Pro X2転送ソフト「Eye-Fi Center」日本では発売されていないジオタグ付きモデル「Eye-fi Explore Video」

 さらに、無線LANルーターの無い場所でも、ノートパソコンなどを経由してアップロードできるAd Hoc Transfer機能を搭載。静止画アップロード機能では、従来のJPEGに加えRAW画像も対応した。

 画像の転送には付属ソフトの「Eye-Fi Center」を使用。対応OSはWindows XP/Vista/7とMac OS X 10.4以降。無線LANのセキュリティはWPA/WPA2-PSKとWEP 64/128に対応。USBカードリーダーも付属する。



(2010年 1月 11日)

[AV Watch編集部 中林暁]