バンダイチャンネル、ガンダムに特化したPS3向けサービス

-動画配信とコミュニケーション。28日βテスト


(C)創通・サンライズ

1月28日よりクローズドベータテスト開始


 バンダイチャンネルは、グループ会社のセリウスが開発する映像配信システム「WB-DRIVE」により、「ガンダム」シリーズ作品の配信やコミュニケーションが可能な、PlayStation 3(PS3)向けの映像視聴サービス「ガンダム・ビューカイブ」のクローズドベータテストを28日より開始する。1月21日~24日までPlayStation Network(PSN)上の「PlayStation Store」にて、4万人限定で同テストの参加者を募集する。参加は無料。

 「ガンダム・ビューカイブ」は、PS3のCELL Broadband Engineとネットワーク性能を活かしたコミュニケーション型映像視聴サービスで、TVアニメ「機動戦士ガンダム」をテーマにしたサービス機能とシステムを有するもの。ネットワークを介し、ユーザー同士がガンダムについて、一緒に楽しむことができるという。主な機能として、ビューワー機能の「GVウィング」と、シアターイベント参加のための「シアターウィング」を用意。

「GVウィング」の“宇宙的な”インターフェース
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 「GVウィング」は、1979年に放映された「機動戦士ガンダム」初代TV版(全43話)の本編映像シーンの全てを、セリウスが新たに開発した“宇宙的な”インターフェイスを通じて視聴できる機能。810の「シーン」と、キャラクターやモビルスーツなど300を超える「キーワード」を用意し、作品内の名場面をダイレクトに視聴できる。

 さらに、登場キャラクターやメカニックの設定などの詳細な作品情報にもアクセス可能。ユーザー同士で感想を語り合うなど、思い出を共有する機能も利用できる。

 「シアターウィング」は、ネットワーク上に作られた仮想の映画館で開催されるシアターイベントに参加できる機能。最大250人が同時に映像を視聴可能で、視聴しながらコントローラのボタンを使って気持ちを表現することや、テキストを入力することができる。独自開発の映像配信システム「WB-DRIVE」により、FTTH回線などを使用して、HD画質での映像視聴も可能。SD画質の配信にも対応する。

 「WB-DRIVE」はセリウスが開発した新しい映像配信システムで、GVウィングの膨大なアーカイブデータや、シアターウィングでのHD映像配信などを実現可能にする。このシステムでは、ユーザー同士のPS3をネットワークでつなぎ、互いにデータを送受信する機能を搭載。ビットレートで平均12Mbps VBR(最大30Mbps以上)のHD映像を送信できるという。

 送受信されるデータにはCELLの高速な計算能力を活かした独自の暗号化処理を施しており、保護された大容量コンテンツを、高速かつ低コストで配信することが可能という。クローズドベータテストでは、この「WB-DRIVE」システムの試験運用もあわせて行なうとしている。


■ 応募方法

 クローズドベータテストの実施期間は1月28日から3月31日までを予定。応募方法は1月21日12時から24日24時までの間に、PSN上の「PlayStation Store」にアクセスし、「ガンダム・ビューカイブ」クローズドベータテスト参加応募券をダウンロードする。

 参加者は4万人限定。応募人数を超えた場合は抽選で当選者を決定する。当選者にはPlayStation StoreからEメールにて、ソフトウェアをダウンロードするためのプロダクトコードが送付される。


(2010年 1月 21日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]