BS11で5月16日放送、浅草・三社祭3D放送の発表会見

-パナソニック特別協賛。3D随所に入れた17時間放送


番組には浅草の芸人たちも参加

5月16日放送

 

 既報の通り、アミューズ エデュテインメントは、5月16日に行なわれる浅草・三社祭最終日の模様を、BS11デジタルにて17時間にわたり、3Dを交えた生中継を行なう。その番組制作発表会見が22日、浅草にある「アミューズ ミュージアム」で行なわれた。

番組の拠点となる浅草のアミューズ ミュージアム。発表会もここで行なわれた

 番組名は「17時間生放送 3D挑戦! 三社祭生TV」。三社祭のクライマックスと言える、浅草神社本社神輿の「宮出し」からスタート。神輿は各町会をめぐり、最後に浅草神社に戻る「宮入り」までを生放送で届けるのがテーマ。3D中継はその中から、「宮出し」、「宮入り」の中継で行なわれるという。

 また、放送中にも、最初に行なわれる「宮出し」の3D映像は随時挿入されるほか、事前に作られた番組オリジナル作品「浅草の一日」や「弘前の桜」といった3Dコンテンツも番組内で放送される。放送における3D部分の割合は、1時間ごとに約5分程度になるという。

 番組の合間のCMでは、特別協賛しているパナソニックの3DCMもオンエア。プロゴルファー石川遼選手が出演し、パナソニックの3D技術をアピールするものになるという。こうした3D放送はサイド・バイ・サイド方式で行なわれる。

 アミューズの畠中達郎社長は、「アーティストのマネジメントを通じてエンターテインメントを提供してきた我々と、日本の祭りの間には、“感動を分かち合う”という共通点がある。昨年浅草にアミューズ ミュージアムをオープンし、三社祭のスケールと熱気に驚き、我々にも何かできないかなと考えたのが、今回の放送の発端」と経緯を説明。

 日本BS放送(BS11)の目時剛社長は、「2007年12月1日の開局以来、ほとんど受像機が無い状況の中で、ある意味勝手に3D放送を進め、色々な経験を積んできた」と、BS11の3D放送の歩みを紹介。その上で、「パナソニックさんの3Dテレビの映像は断然綺麗で素晴らしい。我々が2年半頑張ってきたことが、日本全国の皆さんに届けられるようになるのではないかという期待を感じている。日本にはこんなに素晴らしいお祭りがあるという事と、最新の技術はこんなに素晴らしいんだという両方の点を、きちんと伝えたい」と、放送に向けた抱負を語った。

奥山佳恵さん、辻よしなりさん
 会見には、総合司会を担当する辻よしなりさんと、奥山佳恵さんも登場。辻さんは17時間という番組時間について、「30年間この業界にいますが、17時間の生放送は自信がない。朝昼晩のご飯はいつ、どうやって食べればいいんですか!」などと語り、奥山さんに「そこは“まかせてください”と、おっしゃった方が良いのでは!?」と突っ込まれる一幕も。

 辻さんは3D放送について「白黒からカラーに、チャンネルがリモコンになった時以上の革命が起きる瞬間に立ち会える」と興奮気味。奥山さんもパナソニックの3Dテレビを体験し、「砂がこちらに飛んできて、思わず避けました」と、立体感に驚いた様子だった。

 会場には、番組のために結成された演芸集団・大虎姫も参加。実際の放送では彼らに加え、サエラ、東京大衆歌謡楽団、岡大介らも参加。浅草系とも呼べるアーティスト達のライヴも生中継されるという。



(2010年 4月 22日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]