イルカ漁の映画「ザ・コーヴ」がニコ生で全編無料放送

-2,000人限定。ひろゆき氏らによる討論番組も


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6月18日配信

視聴料金:無料(2,000人限定)


 ニワンゴは、「ニコニコ動画(9)」の「ニコニコ生放送」において、ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」(THE COVE)全編を、劇場公開に先駆けて6月18日に無料で生放送する。視聴は2,000名限定。タイムシフトには対応しない。

 また、ニワンゴ取締役でもあるひろゆき氏や、「この映画がすごい!」(宝島社)編集長の藤江ちはる氏、一水会 最高顧問の鈴木邦男氏による、同作品に関する討論番組を6月21日にニコニコ生放送で配信する。視聴は無料。なお、特設サイトでは、日本で同作品を放映するか否かをめぐり、メールとTwitterでユーザーからの意見を募集している。

 配信時間は、「ザ・コーヴ」本編が18日の19時51分開場、20時開演で、本編は約91分。討論番組は、21日19時50分開場、20時開演となる。

 「ザ・コーヴ」は、和歌山県太地町で行なわれているイルカ漁に反対するアメリカの活動家らが、現地の漁の様子などを捉えたドキュメンタリー作品。隠しカメラを使った生々しい映像などで話題となった。第82回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞し、日本でも'09年の東京国際映画祭で上映されたが、公開を予定していた劇場が、反対運動などにより上映を中止するといった事態も起きている。監督は、写真家でダイバーのルイ・シホヨス。

 '60年代の人気テレビ番組「わんぱくフリッパー」で調教師兼俳優として活躍したリック・オバリーは、現在、イルカ解放運動の最前線で活動している。ある入り江でイルカ漁が行なわれている事に気付いた彼は、なんとかそれを止めようと太地町までやって来た。そこは、長い捕鯨の歴史を持つ、イルカとクジラで栄えてきた町だった。事実を明らかにするため、撮影を敢行しようとするが、関係者の妨害に遭い、入り江の内側に全く入れない。ある日の深夜、彼らは隠しカメラを仕掛けることに成功。そこでカメラが見たものは……。



(2010年 6月 17日)

[AV Watch編集部 中林暁]